CAR

疾走するluxury

ここ数年でラグジュアリーカーの概念は大きく変わった。かつては、贅を尽くした豪華な装備と、重厚で威圧的な雰囲気をまとったボディーがその特徴であったが、それはすっかり前時代的となった。現在のラグジュアリーカーに求められているのは、上質さだけでなく、車としての性能の高さ、さらに快適性や扱いやすさといった、移動空間としての全体の充実感。そういった意味で、ベントレーの「ベンテイガ EWB アズール」と「フライングスパーS」に対する満足度の高さは、圧巻と言えよう。

Photo TONY TANIUCHI Text Masayoshi Kinugasa

ここ数年でラグジュアリーカーの概念は大きく変わった。かつては、贅を尽くした豪華な装備と、重厚で威圧的な雰囲気をまとったボディーがその特徴であったが、それはすっかり前時代的となった。現在のラグジュアリーカーに求められているのは、上質さだけでなく、車としての性能の高さ、さらに快適性や扱いやすさといった、移動空間としての全体の充実感。そういった意味で、ベントレーの「ベンテイガ EWB アズール」と「フライングスパーS」に対する満足度の高さは、圧巻と言えよう。

ベントレー フライングスパーS

ほかにも、シートが乗員の体温を感知し、座面温度や空調を自動調節する「シートオートクライメートシステム」、乗車中のシートの形状を少しずつ変化させ続け、体圧のかかる部分を継続的に移動させて座り疲れを防いでくれる「ポスチュラルアジャスト」など、快適機能が満載だ。

今回紹介する発売時限定の「ファーストエディション」には、こうした機能の中から人気のオプションを標準装備。ディテールにまでこだわった贅を尽くした一台である。

もともとロングなボディーをさらに長くしたことで、回転性が気になるところではあるが、AWS(全輪操舵)によって回転半径は標準モデルよりも小さい。まさに至れり尽くせり。ファミリーカーとして購入する人が多いのもうなずける。

  • ベントレー「フライングスパーS」インパネ周りやドアパネルはウッドパネルを使用
    インパネ周りやドアパネルは深い艶のある塗装を施したウッドパネルを使用。
  • ベントレー「フライングスパーS」インパネはクラシック仕上げに
    インパネは液晶ながら周囲はあえてクラシック仕上げに。
  • ベントレー「フライングスパーS」重厚感のあるセンターコンソール
    ドライバーズカーらしい重厚感のあるセンターコンソールに心が躍る。

●ベントレーコール
TEL 0120-97-7797

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。