パリ・モーターショーにみるオープンカーの台頭

2008年9月に開催されたパリ・モーターショー。フェラーリ、プジョー、レクサス、マツダの4社にフォーカスし、各社の新化するオープンカーを紹介する。

Text Daichi Nakamigawa

2008年9月に開催されたパリ・モーターショー。フェラーリ、プジョー、レクサス、マツダの4社にフォーカスし、各社の新化するオープンカーを紹介する。

「快」プジョー308CC

プジョー308CC
プジョー308CC

“CC”という名のクーペ・カブリオレ。思えばプジョー206CCがリトラクタブル式ハードトップを定着させた張本人だった。スイッチひとつでクーペにもオープンにもなる、その利便性はいまや世界中で定着した。プジョーのCCシリーズは、世界累計45万7000台を記録するヒットシリーズとなった。

今年のパリでプジョーが発表したのは、すでにハッチバックが日本の路上を走り始めている308シリーズの“308CC”。大人4人がゆったり座れるフル4シーターのクーペ・カブリオレは、エレガントなエクステリアと、充実した装備が嬉しい豪華なインテリアが同居している。乗員の首回りを温風で暖めるエアウェーヴ・システムを始め、前席電動可倒機構、電動格納式7インチワイドディスプレイ、10スピーカー専用オーディオなど、至れり尽くせりの充実した装備だ。ルーフ開閉にかかる時間は約20秒。我慢を強いられるオープンカー・ライフはもう過去の遺物である。

●プジョー・ジャパン
https://www.peugeot.co.jp/

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。