パリ・モーターショーにみるオープンカーの台頭

2008年9月に開催されたパリ・モーターショー。フェラーリ、プジョー、レクサス、マツダの4社にフォーカスし、各社の新化するオープンカーを紹介する。

Text Daichi Nakamigawa

2008年9月に開催されたパリ・モーターショー。フェラーリ、プジョー、レクサス、マツダの4社にフォーカスし、各社の新化するオープンカーを紹介する。

「豪」レクサスIS250C

レクサスIS250C 
レクサスIS250C 

レクサスから個性的なオープンモデルが誕生した。その名もIS250C。インテリジェント・スポーツの意を持つISシリーズの屋根を3分割の電動ルーフとし、およそ20秒でフル4シーターカブリオレに変化させる2ドアクーペである。「2モードスタイル」をコンセプトに、どちらの状態でも流麗なスタイリングを実現した。また、オープン走行に耐えうるボディ構造の強化を始め、フロントウインドウの形状を変更し、風の巻き込みを最小限に抑えている。オープン、クローズそれぞれの状態に合わせてエアコンやオーディオ音質、ターンシグナル音量などを調整する機能も備える。オープン時であってもゴルフバッグ1個を収納できるのは嬉しいところ。概して、レクサス流の「もてなし」はカブリオレであっても存分に堪能することができる。

このIS250C、来春にはお目見えする予定。兄貴分のSCシリーズと合わせて2009年はレクサスのカブリオレに期待大である。

●レクサス
https://lexus.jp/

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
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