予防して健康の時代へ

銀座の中心部に2月20日にオープンしたReM CLINIC。病院というよりミュージアムさながらの落ち着いた空間で、最先端で安全安心の再生医療を通じ、病気にならない体作りをサポートしている。新たな医療を活用することで、病気が表面化する前に予防して健康を保つ時代へと突入している。同クリニックの岩田敏院長に話を聞いた。

Photo Satoru Seki  Text Mizuho Ota

銀座の中心部に2月20日にオープンしたReM CLINIC。病院というよりミュージアムさながらの落ち着いた空間で、最先端で安全安心の再生医療を通じ、病気にならない体作りをサポートしている。新たな医療を活用することで、病気が表面化する前に予防して健康を保つ時代へと突入している。同クリニックの岩田敏院長に話を聞いた。

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    グループ系列のクリニックに併設されたラボ。採取して30分ほどで血液検査の結果を得られる。
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    落ち着いた内装で、プライバシーにも配慮したVIPルーム。家族や友人と施術を受けることもできる。
  • 予防して健康の時代へ、ReM CLINIC
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このように、ReM CLINICでは、現時点での体内状況のスクリーニングと再生医療トリートメントのパッケージを提供しており、病気になるまで待たずに、健康を保つサポートをしている。

同クリニックのもう一つの魅力は、工場などの品質マネジメントシステムに関する国際規格ISO9001を取得した設備で生成された、安心安全の製剤のみを使用していることだろう。分野としてまだ新しい再生医療は、製剤の明確な品質基準がないのが現状だ。細胞を培養する培地は安価な海外産を使用するサプライヤーも多いなか、この施設では、培地まで含め、すべて厳しい安全性基準をクリアした国内のグループ企業製で、トレーサビリティーもしっかりとしている。さらに、汚染の懸念やロットごとのバラツキがなく、安定した効果が期待できる。

同クリニックで使用される製剤を生成しているのは、細胞培養技術の研究、開発から実践まで行うボルドバイオテクノロジーの仙台製造センターで、現在は東京にあるクリニックでも使用できるようになった。今後、法整備が進むことで、正規の認証を取得した施設が増え、再生医療の質がより担保されていくことを期待したい。

また近年、再生医療分野では老化を防ぐとされる「エイジングケア」が一つの大きな柱となっているが、体を正常に、健康に保つことは、美容分野の「アンチエイジング」にも通ずる。

医療と美容は表裏一体。美容を追求していくと、体を健康に保つこと、すなわち医療に行き着き、逆もまたしかり。再生医療の現場でも、エクソソームを使用した施術で細胞組織が活性化し、肌ツヤの改善や薄毛の解消などの効果が得られたと報告されている。

今年2月20日にオープンしたばかりのReM CLINICは、ミュージアムをイメージさせるような洗練された上質な空間。エレベーターを降りると、アーティストの作品が出迎え、壁には絵画が飾られている。3室のVIPルームも完備されているため、落ち着いた気分でゆったりと施術を受けられるのもうれしい。

銀座の中心で最先端の再生医療を取り入れ、これからの人生をより健康に、より充実したものにしてみてはいかがだろうか。

●問い合わせ
ReM CLINIC
TEL 03-6280-6095

※『Nile’s NILE』2024年3月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています

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それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。