洗練されたミニマルなレンジフード

キッチンのカウンタートップにビルトインできる、ドイツ生まれのガゲナウのレンジフードがリニューアルした。機能性とデザイン性を兼ね備えた最高級ブランドの調理機器で、ワンランク上のキッチンを実現したい。

Photo   Text Kiyo Sato

キッチンのカウンタートップにビルトインできる、ドイツ生まれのガゲナウのレンジフードがリニューアルした。機能性とデザイン性を兼ね備えた最高級ブランドの調理機器で、ワンランク上のキッチンを実現したい。

カゲナウ、洗練されたミニマルなレンジフード
2024年にリニューアルされた「バリオクックトップシリーズ400」のレンジフード。IHクッキングヒーターや鉄板などと同列にレイアウトでき、すっきりと収まる。

住まいにおいて日々進化を遂げているキッチン。特に家電や調理機器の分野は目覚ましい進歩が見られ、今や私たちの暮らしを快適にしてくれる、なくてはならない存在となっている。性能・デザイン共に最上級の製品を手に入れたい人に、ぜひおすすめしたいのが、南ドイツ生まれのブランド、ガゲナウだ。

1683年に創業した同社は、世界各国に展開するグローバルブランドとして、従来の家庭用調理機器のイメージを覆す革新的な製品を開発してきた。そのバリエーションはコンロやオーブン、食器洗浄機、冷凍冷蔵庫など多岐にわたる。そのどれもが長年にわたり培ってきた高度な職人技と最先端のテクノロジーを融合させ、メイド・イン・ドイツにこだわりながらプロフェッショナルたちの手によって丁寧につくられている。他に類を見ない圧倒的な性能とスタイリッシュなデザインで、世界で活躍するミシュラン星付きシェフをも魅了し続けているのだ。

そんなガゲナウの製品で、今回注目したいのが、IHクッキングヒーターや鉄板と並べてカウンタートップに設置できるダウンドラフトタイプの「レンジフード」。一般的に広く普及している天井取り付けタイプのレンジフードは、目につきやすく意外に存在感があるもの。よりすっきりと美しい空間をかなえるには、こうしたカウンタートップにビルトインできるダウンドラフトタイプがおすすめだ。何よりレンジフードのレイアウトに縛られないため、自由にキッチンをデザインできるのが最大の特徴だ。

こうしたデザインの自由度に加え、換気能力の高さもガゲナウならではと言えるだろう。レンジフードに内蔵された高性能なモーターによって、一般的な必要換気量500〜700㎥/hに対して1000㎥/hを実現。最大四つまで設置でき、パワフルな吸引力によって調理中のにおいや脂煙も気にならない。さらに外部に排気しない循環型タイプもラインアップ。独自のフィルターを通して魚料理などのしつこいにおいを除去し、室内にクリーンな空気を送り込んでくれるため、外部への換気を避けたい寒冷地などの高気密・高断熱住宅におすすめだ。

2024年にはダウンドラフトタイプの上位モデル「バリオクックトップシリーズ400」がリニューアル。レンジフードの幅が従来の110㎜から150㎜へとワイドに変更され、よりメンテナンスがしやすい構造となった。無垢のステンレスを採用したシャープなデザインに加え、厚さ3㎜ほどのフラットな収まりによってレンジフードの存在をまったく感じさせないのも魅力だ。このほか、従来品の「バリオクックトップシリーズ200」は、ステンレスとは一味違ったブラックの色合いが印象的。それぞれキッチンのデザインに合わせて2種類のタイプから選ぶことができる。

キッチンにとって重要なレンジフード。デザインと性能にこだわり、美しく快適な空間を実現したい。

●問い合わせ
ガゲナウ 東京ショールーム
TEL 03-5545-3877

ラグジュアリーとは何か?

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