日本の自然を守る遺贈寄付

次世代にも自然の恵みを残す公益財団法人日本自然保護協会への「遺贈寄付」。大切な遺産を、日本の自然のために生かしてもらいたい。

Text Rie Nakajima

次世代にも自然の恵みを残す公益財団法人日本自然保護協会への「遺贈寄付」。大切な遺産を、日本の自然のために生かしてもらいたい。

  • 尾瀬 尾瀬
    日本自然保護協会は尾瀬ヶ原の保護に始まり、独立性、透明性、科学性を重視し70年にわたり活動を継続。
  • イヌワシ イヌワシ
    日本の森林生態系の頂点に立つイヌワシも絶滅の危機にさらされている。
  • 尾瀬
  • イヌワシ

最近の話題を挙げれば、再生可能エネルギーとして注目の風力発電。需要に押されて乱立させると、逆に自然に対し甚大な被害を与えかねない。発電に必要な風通しの良い尾根や海岸は、ワシやタカなどの繁殖地や渡り鳥のルートと重なることも多く慎重な調査が必要なのだ。日本自然保護協会では、風力発電建設予定地に関する調査も積極的に取り組む。

生き物を絶滅から救うためには、現在の生息数を調べる必要があるが、日本ではそうした調査にも国の予算が乏しく、各地のボランティアや日本自然保護協会の活動に支えられてきたケースがほとんどだ。米軍の基地建設が進む辺野古の海は大丈夫なのかと心配しても、なかなか個人で活動するほどの知識と時間がある人は少ないだろう。

しかし、全国にスタッフや専門家、ボランティアを派遣し、独自の調査研究や環境教育、政策への提言を行ってきた日本自然保護協会なら、そんな思いを代弁し、活動に生かすことができる。大切なお金を、世界のどこかの自然ではなく、子どもの頃から愛してきた日本の自然を守ることに使うことができるのだ。

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。