疾走するシャンパン

超ラグジュアリー自動車メーカーのブガッティと、F1公式シャンパンメーカーのシャンパン カーボン。ともにフランスに生まれ、唯一無二の完璧さと革新性を追い求める2社がコラボレーションを果たし、ブガッティの110周年を記念する「シャンパンカーボンEB.01」ブガッティ専用ボトルが登場。日本で限定販売されている。

Text Rie Nakajima

超ラグジュアリー自動車メーカーのブガッティと、F1公式シャンパンメーカーのシャンパン カーボン。ともにフランスに生まれ、唯一無二の完璧さと革新性を追い求める2社がコラボレーションを果たし、ブガッティの110周年を記念する「シャンパンカーボンEB.01」ブガッティ専用ボトルが登場。日本で限定販売されている。

シャルドネ90%、ピノノワール10%で17年の長期熟成を重ねた2002年ヴィンテージ。酸味のバランスがよく、長くエレガントな余韻が楽しめるのも祝いのシーンにふさわしい。
シャルドネ90%、ピノノワール10%で17年の長期熟成を重ねた2002年ヴィンテージ。酸味のバランスがよく、長くエレガントな余韻が楽しめるのも祝いのシーンにふさわしい。

昨年発表した21億円の「ラ・ヴォワチューレ・ノワール」や6・5億円の「ディーヴォ」など、他社とは一線を画した超高級車で話題を集めるラグジュアリー自動車メーカー、ブガッティ。その110周年を記念して作られたのが、シャンパンブランド「シャンパン カーボン」とのパートナーシップによる「シャンパンカーボンEB・01」だ。ボトルがまとう目の覚めるようなブルーは、ブガッティが世界限定500台で発売した「シロン」のカラーを再現したもの。むろん、シャンパン カーボンの特徴である、21の精密な工程を経て一週間かけて製造されるカーボンファイバー製だ。
 シャンパン カーボンは、F1公式シャンパンとして、表彰台のシャンパン・ファイトを演出していることでもおなじみ。フランスのヴァレ・ド・ラ・マルヌ、シャンピヨン村で5代にわたり100年以上、高品質のワイン造りを続けてきたワインメーカー、シャンパン ドゥヴァヴリーによる最高級シャンパンブランドだ。ブガッティとは、周囲への調和よりも自らのこだわりと芸術性を求め続ける、誇りに満ちた孤高の存在であるところに共通点が見いだされる。シャンパン カーボンのアレクサンドル・メアCEOは語る。
「決して妥協せず、卓越性と技術を追い求めるブガッティとともに冒険ができることをうれしく思っています。これは私たち両社の、完璧さと革新への絶え間ない欲求を体現したシャンパンなのです」

●マーカムインターナショナル TEL03-6231-1370 https://marcum.co.jp/

※『Nile’s NILE』2020年3月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています

ラグジュアリーとは何か?

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それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。