麗しきエステート VOLVO

人々の生活を豊かにすることのできるエステートを作る――ボルボは60年以上にわたり、この理念にこだわり、理想のカタチを実現してきた。今秋、モダンなスカンジナビアン・デザインと数々の革新的な技術を注ぎ込んだ、最新モデルが誕生した。エレガントなデザインに、スポーティーな走り、そして優れた実用性が体感できる、正統派の美しいエステートの登場である。

Photo TONY TANIUCHI Text Fumio Ogawa

人々の生活を豊かにすることのできるエステートを作る――ボルボは60年以上にわたり、この理念にこだわり、理想のカタチを実現してきた。今秋、モダンなスカンジナビアン・デザインと数々の革新的な技術を注ぎ込んだ、最新モデルが誕生した。エレガントなデザインに、スポーティーな走り、そして優れた実用性が体感できる、正統派の美しいエステートの登場である。

ボルボと東京国立近代美術館工芸館
伝統的なスカンジナビアン・デザインそのものであるボルボV60と、明治時代に建てられたレンガ造りの洋館が、美しい風景をつくり出す。撮影協力/東京国立近代美術館工芸館

ボルボはステーションワゴンのことをエステートと呼ぶ。それだけこだわりがあるということだろう。

その歴史は1950年代の「PV445デュエット」に始まり現代に続く。ボルボのエステートは、スーツケースだろうがゴルフバッグだろうが、きっちり収める使い勝手のいい荷室を持ちながらスタイリッシュと、実にバランスがよい。しかも安全装備にも熱心に取り組んできた。人気の理由は多い。

2018年9月に日本で発売されたばかりのV60は、こうした従来のエステートの特徴に加え、スポーティー性という、もう一つの魅力を備えている。

ドイツ車を始め、強豪ひしめく市場に参入する意欲的なモデルである。日本市場を重要視するボルボでは、立体駐車場に対応する1850ミリに車体幅を抑えるところから開発を始めたという。

ラゲッジスペース
美しくあり機能的でもある。ラゲッジスペースでは529リッターもの容量を確保している。ゴルフバッグなら横向きに三つ積むことができる。

「ワイド&ローを意識してデザインし、このクルマのセグメントの中で最もスタイリッシュなクルマになることを目標に掲げました」とボルボのデザイナーが語ってくれた。

日本の道路事情を視野に入れたサイズを念頭に、独自性を追求したというのだ。

なるほど、フロントマスクは精悍だし、車体側面はホイールハウス周りと、ドア下に強い抑揚がつけられ、アスリートの筋肉を思わせる。

それでいながら「クラス随一のトランク容量」と誇らしげに語る。上手なパッケージングである。

エクステリア
細部に至るまで美しく仕上げられたエクステリア。その顔であるフロントグリルは、堂々としていて気品高い。まさにボルボである証しだ。

まっ先に日本市場に導入されたボルボ V60 T5は、187kW(254PS)のパワフルな2リッター4気筒ガソリンに前輪駆動システムを持つモデルだ。その走りにも特筆すべきものがある。

エンジンは低回転域から力強く、かつ高速での加速性も抜群。ステアリングホイールを切った時の車体の反応も鋭い。家族のために買ったとしても、選択は大正解と納得できること間違いない。

インテリアは、新世代ボルボの真骨頂だ。V60も例外ではない。美しいカーブを描くダッシュボードに、モダンな北欧家具を思わせるシートの組み合わせ。造形とともに質感も高い。

  • 東京国立近代美術館工芸館の玄関から見たボルボ 東京国立近代美術館工芸館の玄関から見たボルボ
    重要文化財に指定される東京国立近代美術館工芸館の玄関からV60を見る。伝統的なデザインの“競演”が華麗な世界を生み出す。
  • タッチスクリーン式センターディスプレイ タッチスクリーン式センターディスプレイ
    9インチのタッチスクリーン式センターディスプレイでナビやエアコンの操作、各種機能の設定ができる。ステアリングホイールのスポーク部には、パイロット・アシスタントやオーディオの操作スイッチが備わる。
  • パーフォレーテッド・ファインナッパレザー パーフォレーテッド・ファインナッパレザー
    シートを包み込むパーフォレーテッド・ファインナッパレザーを始め、センターアームレストなどには上質なレザーを採用している。
  • 東京国立近代美術館工芸館の玄関から見たボルボ
  • タッチスクリーン式センターディスプレイ
  • パーフォレーテッド・ファインナッパレザー

安全運転支援システムも、充実している。今回、自動車同士の事故のうち、最も多いという正面衝突における被害を軽減するための自動ブレーキ機能が、ボルボで初めて搭載されている。16種類以上の先進安全・運転支援機能「インテリセーフ」を全グレードに標準装備している。また、V60は輸入車で唯一となる走行距離無制限の新車5

2019年の春に納車が始まるプラグインハイブリッドモデルは、パワフルなガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせた電子制御AWDシステムにより、高出力と優れた環境性能を両立。環境へもいち早く対応している。

ボルボがエステートと誇りを込めて呼ぶこの最新モデルは、まさに今乗るべきものなのだ。

ボルボ
躍動感あふれる北欧デザインのボルボV60。ダイナミックにしてエレガントなV60のたたずまいには、エステートとしての自信がみなぎる。

●ボルボ・カー・ジャパン お客様相談室 TEL0120-55-8500

※『Nile’s NILE』2018年11月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています

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ラグジュアリーとは何か?

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それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
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