Okinawa Miyakojima

青く澄んだ海に浮かぶ沖縄・宮古島。サンゴ礁の隆起で生まれたこの島は、真っ白な砂浜がどこまでも続き、その先には神秘の森が広がる。雄大な自然に囲まれた南国の島で、穏やかな時間の流れに身を任せれば、心身を癒やしてくれるだろう。

Photo Masahiro Goda  Text Rie Nakajima

青く澄んだ海に浮かぶ沖縄・宮古島。サンゴ礁の隆起で生まれたこの島は、真っ白な砂浜がどこまでも続き、その先には神秘の森が広がる。雄大な自然に囲まれた南国の島で、穏やかな時間の流れに身を任せれば、心身を癒やしてくれるだろう。

宮古島
光り輝く太陽のもと、きらめく波に揺られながら海に浮かぶ。このぜいたくな時間が心身を解放し、日常を忘れさせてくれる。

珠玉のリゾート、宮古島

那覇空港から50分、あるいは羽田空港からの直行便で3時間弱のフライトで行ける珠玉のリゾートが宮古島だ。

沖縄本島のにぎわいからは離れ、穏やかな空気と青空のもと、どこまでも美しい白浜のビーチとコバルトブルーの海、神秘的なマングローブの林が広がっている。国内でありながら、誰もが引かれずにはいられない南国の秘境が楽しめるのだ。

  • 宮古島、サトウキビ畑
    どこまでも広がるサトウキビ畑は沖縄の原風景の一つ。宮古島でも収穫前のサトウキビが、海から吹く心地よい風に揺られていた。
  • 宮古島の夕暮れ
    夕暮れが迫る空には大きな雲が流れる。日が落ちると満天に輝く星が広がり、水平線近くには南十字星を見ることもできる。

宮古島は、その成り立ちからして特別だ。かつて、この辺りは陸のない浅い海だったが、50万年から20万年前にサンゴ礁が隆起してできたのが宮古島である。

そのため、宮古島には山がなく、地表を流れる川もない。川から土砂が流れ込むことがないため、きわめて透明度の高い青い海が保たれるのだ。

なかでも「東洋一美しいビーチ」と評されるのが、宮古島南西部にある与那覇前浜(よなはまえはま)ビーチだ。約7km続く白い砂浜は、さらさらで不純物のないパウダーサンド。やさしく波が打ち寄せる海は、海底の砂もはっきりと見えるくらい透明で、明るい太陽に美しくきらめいている。
遮るもののない空は広く、日常のわずらわしさから解放される、この上なくぜいたくなひとときを満喫できる。

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。