ハンバーグ うっとりとする中華の味

慈華・田村亮介氏が紹介するのは、直径25cm強の大きな蒸しハンバーグ。フワッとした食感と豊かな旨みに圧倒される。食感は柔らかいが、旨みが強い。そのギャップにインパクトを感じる一品だ。

Photo Masahiro Goda  Text Izumi Shibata

慈華・田村亮介氏が紹介するのは、直径25cm強の大きな蒸しハンバーグ。フワッとした食感と豊かな旨みに圧倒される。食感は柔らかいが、旨みが強い。そのギャップにインパクトを感じる一品だ。

茴香陳皮牛肉餅
フェンネル・陳皮香る牛肉ふんわり蒸しハンバーグ

〈ハンバーグ〉
 牛肩肉 250g(手切りの粗みじん切り、ミンチなら粗挽き)
 塩 3g
 三温糖 8g
 中国たまり醤油 5g
 卵 1個(約50g)
 水 約100cc
 干し椎茸 10g(水でもどしてみじん切り)
 陳皮 10g(水でもどしてみじん切り)
 長芋 40g
 片栗粉 10g

〈ソース〉
 生姜の絞り汁 10g
 濃口醤油 20g
 中国のたまり醤油 5g
 オイスターソース 5g
 ごま油 2g
 はちみつ 10g

〈他〉
 フェンネル 2g(みじん切り)
 ねぎ 大さじ2(みじん切り)
 ねぎ油 30cc(またはサラダ油)

  • 慈華 ハンバーグレシピ1
    1
    ―――
    肉は牛100%。今回は赤身の旨みの強い肩肉を使った。陳皮は自家製を用いたが、中華食材店などでも入手できる。
  • 慈華 ハンバーグレシピ2
    2
    ―――
    陳皮の白い部分(皮の裏側)をそぎ切ってから、みじん切りにする。
  • 慈華 ハンバーグレシピ3
    3
    ―――
    長芋を包丁でざく切りにし、たたいてから包丁の腹で押し潰す作業を何度かくり返す。
  • 慈華 ハンバーグレシピ4
    4
    ―――
    ボウルに牛肉、塩、三温糖、中国たまり醤油、卵を入れ、一定方向に練り混ぜる。粘りが出たら、水を少しずつ加えながら混ぜ続ける。椎茸、陳皮、長芋を加え、最後に片栗粉を混ぜ合わせる。
  • 慈華 ハンバーグレシピ5
    5
    ―――
    サラダ油(分量外)をぬった大皿に生地を流し、直径約25cm、厚さ約1.5cmの円形に整える。生地は皿の大きさに応じて調整してよい。厚くなった場合は蒸し時間をのばす。
  • 慈華 ハンバーグレシピ6
    6
    ―――
    蒸し器で15分間蒸す。蒸し上がったら中央にフェンネルとねぎのみじん切りをのせ、高温に熱したねぎ油をかける。ソース(材料を鍋に入れ、はちみつが溶ける程度まで温める)をかける。
慈華 田村亮介氏

田村亮介 たむら・りょうすけ
1977年、東京都生まれ。中国料理店を営んでいた父の影響で料理人を志す。「翠香園」や都内中華料理店を経て、「麻布長江」へ。2005年、台湾の四川料理店・精進料理店で研修。06年、「麻布長江 香福筵」の料理長に就任し、09年には同店のオーナーシェフに。19年4月、建物の老朽化に伴い閉店。同年12月、「慈華」をオープン。20年には『ミシュランガイド東京』で一つ星の評価を得た。

●慈華
東京都港区南青山2-14-15
五十嵐ビル2F
TEL 03-3796-7835 itsuka8.com

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