時代の変化を読む心

日本有数の老舗旅館として知られる和倉温泉の「加賀屋」。創業以来お客様に真摯に向き合ってきたおもてなしの心は、時代の変化にもいち早く気付いていた。「加賀屋」では、10年以上も前から分煙化を進めてきた。全てのゲストが心地良く過ごせるよう考えられた空間が、忘れられない旅のひとときを生み出してくれるだろう。

日本有数の老舗旅館として知られる和倉温泉の「加賀屋」。創業以来お客様に真摯に向き合ってきたおもてなしの心は、時代の変化にもいち早く気付いていた。「加賀屋」では、10年以上も前から分煙化を進めてきた。全てのゲストが心地良く過ごせるよう考えられた空間が、忘れられない旅のひとときを生み出してくれるだろう。

穏やかな七尾湾と能登島を望む特別階「浜離宮」。宿泊客専用ラウンジ「雪月花倶楽部」
穏やかな七尾湾と能登島を望む特別階「浜離宮」。宿泊客専用ラウンジ「雪月花倶楽部」内には、人感センサーで照明や分煙機が作動する喫煙室が設置されている。

1200年もの歴史を持つ石川県能登半島の和倉温泉は、日本でもめずらしい“海の温泉”として広く知られている。その中でも「加賀屋」は、100年以上の時を経てもなお、人気の高い日本有数の老舗温泉旅館だ。湯治客はもちろん、これまでには皇族や文化人も数多く訪れ、心身ともに癒されてきたという。

「加賀屋にお泊まりになる方すべてに心よりくつろいでいただきたい」

これは1906年の創業当時から変わらない「加賀屋」のおもてなしの心。足を踏み入れた瞬間から小さな気くばりや心くばりが至るところで感じられ、ここでの滞在を特別なものにしてくれる。

ゲストを迎えるラウンジ「飛天」は、天女が舞う輪島塗の大パネルが印象的な豪華な空間で、舞台の上からは琴の生演奏が響く
ゲストを迎えるラウンジ「飛天」は、天女が舞う輪島塗の大パネルが印象的な豪華な空間で、舞台の上からは琴の生演奏が響く。エントランスの横には屋外喫煙所を配置している。

エントランスを入ると、風光明媚(ふうこうめいび)な七尾湾に浮かぶ能登島が目の前に現れる。華やかなラウンジの先に広がるその美しい景色がゲストの旅情をそそり、これから始まる時間に期待がふくらむ。

客室は「雪月花」「能登渚亭」「能登客殿」「能登本陣」、そして「雪月花」の18階から20階に位置する特別階「浜離宮」の5タイプで、全室とも広々した純和風のしつらい。日本古来の旅館を正統に継承した静謐(せいひつ)な空間で、穏やかな七尾湾を眺めながら、ゆったりとくつろぐことができる。

さらに、能登半島ならではの季節の恵みを生かした料理の数々を堪能し、良質な温泉で心身ともにあたたまる至福のひとときが、大人だけの贅沢な旅を実現してくれるだろう。

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。