次世代を見据えるスタンス

伝統、技術力、先見性に富んだチャレンジングなスタンス――次世代を見据え、高い意識を持った人々の間で、オーデマ ピゲへの共感が広がっている。「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」と「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ」という二つの新作を紹介しながら、その理由を探る。

Photo Takehiro Hiramatsu(digni) Text Yasushi Matsuami

伝統、技術力、先見性に富んだチャレンジングなスタンス――次世代を見据え、高い意識を持った人々の間で、オーデマ ピゲへの共感が広がっている。「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」と「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ」という二つの新作を紹介しながら、その理由を探る。

ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ
チタンケース&ベゼルに、ブルーのメガタペストリーダイヤルとラバーストラップを合わせ、「ロイヤル オーク オフショア」ならではのインパクトや、マリンイメージのスポーティーさを感じさせる1本。「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」自動巻き、ケース径43mm、チタンケース×ラバーストラップ(ブラックラバーストラップ付属)、10気圧防水、4,290,000円。

今、ライフスタイルやビジネススタイルの変化が急速に進んでいる。デジタルへのアプローチやオンラインによるコミュニケーションの進化、オンオフのシームレス化、サステナブルやエシカルへの意識の高まり―そんなパラダイムシフトに積極的な人たちにオーデマ ピゲが選ばれている。

オーデマ ピゲは1875年の創業以来、ウォッチメイキングの技術を進化させる一方、常に革新的なスタンスを取り続けてきた。1972年に発表された「ロイヤル オーク」は象徴的な存在だ。ラグジュアリーとスポーティーという、当時相いれなかった二つの概念を融合させ、ラグジュアリー・スポーツウォッチというカテゴリーを切り開いた。

そのDNAを受け継ぎ、よりスポーティーに、より存在感を高めて1993年に登場し、基幹的存在の一つに成長した「ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ」が、アップデイトされた。従来よりもややサイズダウンし、エルゴノミックな曲線を取り入れ、アイコニックなメガタペストリーダイヤルは立体感を増した。

最新の自社製一体型フライバッククロノグラフキャリバー4401を搭載。約70時間のパワーリザーブを持ち、スタート/ストップ時に針飛びやブレを抑える垂直クラッチシステムや、カウンターの全ての針を同時にゼロリセットさせる特許保持メカニズムなどを備え、信頼性を高めた。

最新の交換可能ストラップシステムも大きなポイントだ。ユーザーが簡単かつ安全なクリック操作で、ストラップを付け替え、異なる表情を楽しむことができる。

最新の交換可能ストラップシステム
最新の交換可能ストラップシステムを初めて「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」に採用。ダブルプッシュシステムにより、特別な工具を用いることなく、ユーザー自身が簡単かつ安全なクリック操作で、ストラップの付け替えができる。

「CODE11・59バイ オーデマピゲ」は、次世代ハイエンドウォッチとして2019年に発表された野心的なコレクションだ。一見オーセンティックなラウンド型のようでありながら、八角形のミドルケースを含む3ピースの斬新なケース構造や、大きく開口したラグ、不思議な波形が現れるサファイアクリスタルなど、チャレンジングなディテールを備えている。

そのクロノグラフモデルは、前述の「ロイヤル オーク オフショアクロノグラフ」と同じく自社製一体型フライバッククロノグラフキャリバー4401を搭載する。

CODE11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ
ブラックセラミックのミドルケースに、ピンクゴールドのベゼルやラグを組み合わせ、シックさと刺激的なテイストを融合させたモデル。「CODE11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ」自動巻き、ケース径41mm、PG+セラミックケース×ラバーストラップ、3気圧防水、5,335,000円。

異素材を組み合わせたバイカラー仕様や、サンバースト模様のスモークラッカーダイヤル、ファブリック調のテクスチャーのラバーストラップなど進化が続く中で、ここに紹介するモデルはブラックセラミックのミドルケースを採用したバイカラータイプ。ヘアライン模様のスモークグレーダイヤルと響き合い、クールでラグジュアリーな魅力を奏でている。

編み込んだファブリック風の質感のラバーストラップも、オンオフのシームレス化が進む時代の空気感を捉え、洗練されたスポーティーさを強調している。

オーデマ ピゲの世界観を体現したブティックは、東京・銀座、大阪・心斎橋、そして2020年に愛知・名古屋が加わり国内3店舗となった。オーデマ ピゲが、なぜ次世代志向のアグレッシブな人に支持されるのか? その答えは、ブティックで見つかるはずだ。

オーデマ ピゲ ブティック
2020年1月、東京 銀座、大阪 心斎橋に続く日本で3店舗目となるブティックが愛知 名古屋にオープン。オーデマ ピゲの故郷、スイスのジュウ渓谷をイメージさせる木材や石材をふんだんに使ったインテリアが迎えてくれる。TEL 052-211-8188

●オーデマ ピゲ ジャパン
TEL03-6830-0000

ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。