
「美は乱調にある。諧調は偽りである」と瀬戸内寂聴は書いているが、料理もまた諧調と乱調の産物である。
料理人のクリエーションは、時として乱調を好み、時として諧調に戻る。料理における諧調が偽りであるわけがない。
しかし、目の前に出された料理の向こう側にすました顔の料理人の、乱調の意図が隠されているとしたら、実に楽しいことだ。
料理人たちの五感 3 目次
カルミネ・アマランテ ハインツ ベック 菊地美升 ル・ブルギニオン 吉野建 レストラン タテル ヨシノ 銀座 奥田透 銀座 小十 山野辺仁 銀座 やまの辺 小林武志 御田町 桃の木 本多誠一 スリオラ 宮木康彦 モンド
※『Nile’s NILE』2019年2月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています