大胆に、そしてエレガントに。

1999年に登場した「TWENTY~4」以来、実に25年ぶりとなるパテック フィリップの新コレクションが、満を持して発表された。その名は「Cubitus」。その第1弾として用意された三つのバージョンがベールを脱いだ。

Text Yasushi Matsuami

1999年に登場した「TWENTY~4」以来、実に25年ぶりとなるパテック フィリップの新コレクションが、満を持して発表された。その名は「Cubitus」。その第1弾として用意された三つのバージョンがベールを脱いだ。

10月17日、パテック フィリップから新コレクション「Cubitus」が発表された。ケースは、スクエアをベースに四隅に丸みを持たせた大胆かつデリケートなフォルム。しかも薄く、エレガント。縦サテン仕上げによるフラットなベゼルと、ポリッシュ仕上げによるベベルカットされたベゼル側面とのコントラストが、水平エンボスパターンを施した文字盤を印象的に際立たせている。

  • 大胆に、そしてエレガントに。パテック フィリップ 大胆に、そしてエレガントに。パテック フィリップ
    「Cubitus 5821/1A」自動巻き、ケース径45㎜(10~4時位置)、SSケース×SSブレスレット、3気圧防水、6,530,000円。
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    「Cubitus 5821/1AR」自動巻き、ケース径45㎜(10~4時位置)、RG+SSケース×RG+SSブレスレット、3気圧防水、9,700,000円。
  • 大胆に、そしてエレガントに。パテック フィリップ
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3針仕様には2バージョンがあり、ステンレススチール製のケースとブレスレットを採用した「5821/1A」は、「ノーチラス5711」のファイナルバージョンを彷彿させるオリーブグリーン・ソレイユ文字盤を備え、カジュアル・エレガンスを体現。ステンレススチールとローズゴールドを組み合わせた「5821/1AR」には、ブルー・ソレイユ文字盤を配し、ビンテージなタッチも感じさせる。ともにストップ・セコンド機能付きセンターセコンド・ムーブメントCal.26-330 S Cを搭載する。これは「ノーチラス5711」の後期型にも搭載されていたものだ。

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
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