大胆に、そしてエレガントに。

1999年に登場した「TWENTY~4」以来、実に25年ぶりとなるパテック フィリップの新コレクションが、満を持して発表された。その名は「Cubitus」。その第1弾として用意された三つのバージョンがベールを脱いだ。

Text Yasushi Matsuami

1999年に登場した「TWENTY~4」以来、実に25年ぶりとなるパテック フィリップの新コレクションが、満を持して発表された。その名は「Cubitus」。その第1弾として用意された三つのバージョンがベールを脱いだ。

大胆に、そしてエレガントに。パテック フィリップ
「Cubitus 5822P」自動巻き、ケース径45㎜(10~4時位置)、プラチナケース×ファブリック柄コンポジット素材ストラップ、3気圧防水、13,990,000円。

ブラチナケースの「5822P」は、6件の技術特許が出願された新開発ムーブメントCal.240 PS CI J LUを搭載する。パテック フィリップが大型日付を導入したのは、これが初めてのこと。10の位と1の位のディスクとを同一平面上に配したコプレナー・ディスクを採用し、午前0時になった瞬間、わずか18ミリ秒で日付のみならず、7時位置の曜日とムーンフェイズも同時に切り替わる。この瞬時送り式機構にも、メゾンのプライドがうかがえる。パテック フィリップのプラチナモデルではケースの6時位置にダイヤモンドがセットされることが知られているが、今回初めてバゲットカットダイヤモンドがあしらわれたことも特筆したい。

オーセンティックさの一方、革新性で時計界をリードしてきたパテック フィリップ。カジュアル・エレガンスを新たに解釈した「Cubitus」が、またしてもタイムピースの新時代の幕を開こうとしている。

●パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
TEL 03-3255-8109

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。