Chef’s Now 料理人たちの五感 5

切れのある料理が年とともに円熟味を増していく9人の料理人たち。「忙中閑」。忙しさの中にも一瞬の閑を見つけている彼らの今とは?

Photo Haruko Amagata, Masahiro Goda  Text Izumi Shibata, Rie Nakajima

切れのある料理が年とともに円熟味を増していく9人の料理人たち。「忙中閑」。忙しさの中にも一瞬の閑を見つけている彼らの今とは?

料理人たちの五感 5

「かくて、われらは今夜も飲む、たしかに芸術は永く、人生は短い。しかしこの一杯を飲んでいる時間くらいはある。黄昏に乾杯を!」と開高健は書いている。
今回取り上げた9人の料理人たちは、この文章を読んでニヤリとするに違いない。切れのある料理が年とともに円熟味を増していく。それは、「忙中閑」。忙しさの中に一瞬の閑を見つける人にできることだ。さて、その人たちの今は?

※『Nile’s NILE』2019年4月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています

ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。