
「かくて、われらは今夜も飲む、たしかに芸術は永く、人生は短い。しかしこの一杯を飲んでいる時間くらいはある。黄昏に乾杯を!」と開高健は書いている。
今回取り上げた9人の料理人たちは、この文章を読んでニヤリとするに違いない。切れのある料理が年とともに円熟味を増していく。それは、「忙中閑」。忙しさの中に一瞬の閑を見つける人にできることだ。さて、その人たちの今は?

赤坂洋介 ピエールガニエール 
リオネル・ベカ エスキス 
石川勉 トラットリア シチリアーナ・ドンチッチョ - 

金本兼次郎 野田岩  
中村成実 招福楼 東京店 
笹川尚平 ボッテガ 
先崎真朗 壽修 
谷昇 ル・マンジュ・トゥー 
髙橋義弘 南禅寺 瓢亭 
※『Nile’s NILE』2019年4月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています
			




