それぞれの人生を彩るヌーボー

「ボジョレーの帝王」の異名を取ったジョルジュ・デュブッフ氏のヌーボーをサントリーが取り扱い始めたのは1996年のこと。以来、四半世紀にわたり、ヌーボーの魅力訴求に尽力してきた。

Photo Masahiro Goda Text Yasushi Matsuami

「ボジョレーの帝王」の異名を取ったジョルジュ・デュブッフ氏のヌーボーをサントリーが取り扱い始めたのは1996年のこと。以来、四半世紀にわたり、ヌーボーの魅力訴求に尽力してきた。

これまでの多彩な商品展開を、今年は四つに絞り込み、魅力を凝縮させた。伝統を受け継ぐ定番が「ボジョレー ヌーヴォー」と「ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー」。新しい挑戦の成果は、20年から発売している白ブドウを使った「オレンジ ヌーヴォー」、さらに今年は、初のペットボトル商品となる、南仏のガメイ種を使った「ラキュベ ヌーヴォー」を発売した。

「コロナ禍で集まることが難しい時期がありましたから、今年は“ヌーボーで大事な人とぜいたくな時間を過ごそう”と提案しています。今夏は非常に暑く乾燥していた分、ブドウの糖度が高く、完熟した状態で収穫できたと聞いています。もともとボジョレーワインはハムや豚肉、鶏肉との相性がよく、今年のヌーボーは甘酸っぱいベリー系のジャムのようなニュアンスがあり、油淋鶏やヤンニョムチキンなどにも合うと思います」
 
欧米では、高騰するピノノワールに代わり、通年品のボジョレーワインへの注目も高まっているという。「ヌーボーを入り口として、熟成に耐えるクリュ ボジョレーの魅力も、もっとお伝えしたいと考えています」

●サントリー お客様センター
TEL 0120-139-380(ワイン)www.suntory.co.jp/wine/special/kaikin

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

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