鳴門の島田島は高低差が大きいところが魅力である。中高速コーナーが連続するワインディングロードを上がっていくと、景色が開けて、瀬戸内海の景色を眼下に楽しむことができる。
ここには瀬戸内を望む国立公園の中にホテルリッジがたたずむ。平屋のビラタイプの宿泊棟が並び、それらをクルマ寄せのあるレセプションからは、日本伝統の黒塀のような目隠しでうまく隠している。そのデザインがまた風情を生んでいるのである。そこにキャデラックCT6を乗りつけると、堂々たる美丈夫ぶりを見せてくれる。
CT6でのドライブで“寄港地”を見つけたら、部屋のデッキから鳴門海峡をゆっくり眺めるもよし、やわらかな温泉で湯あみをするのもよし、ホテルの名に由来するカリフォルニアワイン「リッジ」とともに美食を楽しむもよし。
海の周りの道にほぼ終わりがないように、CT6に乗っていたら、本当は止まるのが嫌になるかもしれない。いい旅とはそういうものだ。
Cadillac CT6
ボディー:全長5230×全幅1885×全高1495mm
エンジン:3.6ℓ V型6気筒DOHC
最高出力:250kW(340PS)/6900rpm
最大トルク:386N・m(39.4kg・m)/5300rpm
駆動方式:AWD
トランスミッション:10速AT
価格:10,260,000円
●GMジャパン・カスタマー・センター
TEL 0120-711-276
※『Nile’s NILE』2019年7月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています
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