地上のビジネス ジェット

アメリカを象徴するラグジュアリーブランドであるキャデラック。そのSUVモデルとして人気を博してきたエスカレードが5代目に進化。上質さ、華やかさに、逞しさも兼ね備えた新型エスカレードは、季節や場所を問わずに快適な移動を約束する、頼もしいパートナーとなってくれるはずだ。

Photo TONY TANIUCHI Text Yoshio Fujiwara

アメリカを象徴するラグジュアリーブランドであるキャデラック。そのSUVモデルとして人気を博してきたエスカレードが5代目に進化。上質さ、華やかさに、逞しさも兼ね備えた新型エスカレードは、季節や場所を問わずに快適な移動を約束する、頼もしいパートナーとなってくれるはずだ。

キャデラック・エスカレード
5代目へと進化を遂げたキャデラック・エスカレード。マルチリンク式リアサスペンションとマグネティックライドコントールにより、あらゆるシーンで優れた乗り心地を提供する。

都内の喧騒を離れ、東北自動車道をひたすら北上する。ゆったりと2時間ほど走ると、 車窓から見える周りの木々が少しずつ色づき始め、遠くに見える山々が赤や黄色に染まって見える。そしていろは坂をのぼって中禅寺湖で一息つき、お気に入りの宿の温泉で疲れを癒やす……。

そんなショートトリップで頼もしい相棒になってくれるのが、キャデラック エスカレードだ。

キャデラック エスカレードというと、どうしてもアメリカ大統領の車列と共に走る護衛車のような“いかつい”イメージが先行しがちだが、そもそもキャデラックというブランドは、世界屈指の高級車ブランドであるとともに、1902年の設立以来セルモーターやV8エンジン、前輪ダブルウィッシュボーン・サスペンション、パワーステアリング、マグネット・セレクティブ・ライド・コントロールなどを率先して投入してきた先駆者的な存在であった。

また48年に登場したシリーズ62で、戦闘機の尾翼をモチーフとしたリアデザインを採用し、テールフィン・ブームの火付け役になったトレンドセッターとしての顔も持っている。

そんなキャデラックブランド初のSUVとして99年に登場したエスカレードもまた、名実ともにアメリカン・ラグジュアリーSUVシーンを牽引してきたトップランナーというべき存在である。

2021年、シャシーを一新した5代目のエスカレードが日本に上陸。

ボディーサイズは全長5400mm、全幅2065mm、全高1930mmと先代モデルよりも二回り近く大きくなった。あわせて大きなグリルとLED製のライトを配したフロントマスクは押し出しも強く、別格の存在感を備えている。

特にこの「スポーツ」モデルはフロントのメッシュグリルやドアモールなど全てをブラックアウトしたことにより迫力のあるアピアランスとなっている。

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。