2015年にロンドンのサーチ・ギャラリーで開催されたウォッチアート・グランド・エキシビション。12日間で合計4万2500人以上の入場者が来場した。
2017年のニューヨークは42番街にあるチプリアーニが会場。新作を含む9点の限定製作モデルおよび希少なハンドクラフトタイムピース17点が発表された。
前回の開催は2019年のシンガポール。16日間にわたる開催期間を通じ、来場者数は過去最高を記録。東南アジア地域に特化したコレクションを展示する特別ルームも設けられた。
スイスとフランスの国境に広がる三日月形の美しきレマン湖。その湖畔にあるジュネーブで1839年に創業して以来、時計製作の伝統を受け継ぎ長い時を刻んできたのがパテック フィリップだ。
家族経営によるジュネーブ最古の独立したマニュファクチュールであり、ムーブメントと外装を全て自社で設計。スケッチから組み立て、アフターサービスまで、妥協なき最高のパフォーマンスを発揮し続け、孤高の道を歩み続けている。
このパテック フィリップの創作、遺産、哲学を余すことなく伝える「ウォッチアート・グランド・エキシビション 東京」が、一般公開・入場無料で、6月10日〜25日までの16日間、東京・新宿の住友三角広場で開催されている。
今回のエキシビションは、2012年のドバイに始まり、13年のミュンヘン、15年のロンドン、17年のニューヨーク、19年のシンガポールに続く6回目。回を重ねるごとに規模が拡大し、これまでの合計来場者数は16万5000人にまで上る。
東京では2500㎡を超える広大な会場を10のテーマやエリアに分け、ジュネーブのローヌ通りにあるパテック フィリップ・サロンや、本社5階にあるナポレオン・ルームを再現。メゾンの歴史や世界に没入しながら、約500点のタイムピースやオブジェを堪能できる。そのなかには開催国のユーザーのみが購入できる、ファン垂涎(すいぜん)のリミテッドエディションも含まれているという。