テントが証明する“百年の技術”

老舗アウトドアブランド「ogawa」で知られるキャンパルジャパンは、1914年に八丁堀で開業した小川治兵衛商店をルーツとする“百年企業”である。キャンプ人気が再燃する今、「ogawa」ブランドの存在感はいっそう輝きを増している。

Photo Satoru Seki Text Junko Chiba

老舗アウトドアブランド「ogawa」で知られるキャンパルジャパンは、1914年に八丁堀で開業した小川治兵衛商店をルーツとする“百年企業”である。キャンプ人気が再燃する今、「ogawa」ブランドの存在感はいっそう輝きを増している。

京・小平市の「GRAND lodge CAFE」
京・小平市の「GRAND lodge CAFE」。店内にいくつも張られたogawaのテントの中で食事を楽しめ、キャンプを疑似体験できる。

カフェではキャンプ気分を疑似体験できることに加えて、Tボーンステーキやラムチョップ、魚のホイル焼き、ランチのカレー・ガパオライスなど、“キャンプめし”が味わえる。カフェがそのまま「ワイルドにしておいしいキャンプ空間」なのだ。

今年12月、大阪・八尾市にオープンする「GRAND lodge CAFE」
今年12月、大阪・八尾市にオープンする「GRAND lodge CAFE」。カフェをメインとした広々とした店舗となる予定だ。写真はイメージ。

ところでogawaブランドのテントはどこが優れているのか。最も特徴的なのは、日本の気候に合った造りになっていることだ。雨に対する防水性・撥はっ水すい性が高く、蒸し暑く虫の多い夏でも快適に過ごせるように目の細かなメッシュを多用し、風通しの良さと防虫効果が確保されている。太い糸で織られた幕も、フレームも強度はバッチリ。一番人気のトンネル形の「アポロン」や、設営が簡単な「グロッケ8」、小型の新商品「ティエラリンド」など、商品には全てogawaが百年かけて積み上げてきた、ものづくりの国・日本を象徴する技術が生きている。

キャンプは「一度経験すればはまる」魅力に満ちている。「興味はあるが腰が上がらない」あなた、ogawaのショップ並びにカフェを、キャンプへの本格的な挑戦の入り口にしてはいかがだろう。

●キャンパルジャパン
TEL 0800-800-7120

※『Nile’s NILE』2019年9月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。