アンバーイエローで刻む満ち足りた時間

厚さわずか1㎜という驚異のアナログ式光発電ムーブメントを搭載したシチズン「エコ・ドライブ ワン」。その新作として、初となるアンバーイエローカラーの落ち着いた上品さをまとった、スモールセコンド仕様の2モデルが登場した。技術力と感性価値が融けあった魅力に触れる。

Text Yasushi Matsuami

厚さわずか1㎜という驚異のアナログ式光発電ムーブメントを搭載したシチズン「エコ・ドライブ ワン」。その新作として、初となるアンバーイエローカラーの落ち着いた上品さをまとった、スモールセコンド仕様の2モデルが登場した。技術力と感性価値が融けあった魅力に触れる。

アンバーイエローで刻む満ち足りた時間、シチズン
深みと透明感とを兼備したボトルグリーンカラーの文字板とアンバーイエローのコンビネーションが絶妙。すらりと伸びたリーフ針も優美。シチズン「エコ・ドライブ ワン AQ5022-02W」エコ・ドライブ(光発電クオーツ)、ケース径36.6㎜、SSケース╳ワニ革ストラップ、日常生活防水、世界限定160本、363,000円。※シチズン フラッグシップストア、シチズン プレミアムドアーズ、シチズン コンセプトショップでの限定販売。

正確さのみならず、装着時の快適性や審美性――腕時計にはそれが求められる。そのためには技術力に加え、感性価値も磨いていく必要がある。シチズンの「エコ・ドライブ ワン」はこうした要件を高次元で具現化させたタイムピースと言っていいだろう。

2016年、シチズンがアナログ式光発電ムーブメントとしては世界最薄(※)となる厚さ1mmのキャリバーを搭載した「エコ・ドライブ ワン」を発表すると、驚嘆と称賛が巻き起こった。当初の2針仕様に加え、スモールセコンドタイプも登場。キャリバーのパーツ数を85から89に増やしながら、厚さ1mmをキープした点も特筆したい。また土佐和紙や印象的な色調の文字板など、感性に訴える進化も著しい。

今回発表されたスモールセコンドタイプの新作には、ケースに表面硬化技術「デュラテクト」の新色アンバーイエローが初採用され、落ち着いたゴールドカラーが上品な印象を醸し出している。つややかなブラック文字板の「AQ5022︲02E」は、無駄をそぎ落したシンプルでドレッシーな美しさが魅力的。一方「AQ5022︲02W」は、ワインボトルからのインスピレーションによるボトルグリーン文字板を採用。文字板センターにはピラミッドパターンを施し、ローマ数字とバーインデックスとの組み合わせなど、クラシカルな中にも個性が際立つ。

確かな技術力に裏付けられ、感性にもアピールする2モデルで満足感のある時を刻みたい。

※アナログ式光発電ムーブメントとして。2023年11月現在。シチズン時計調べ。

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    シャツの袖にスマートに収まる薄さと、やや小ぶりで上品なサイズ感。ビジネスシーンのスーツスタイルにも、フォーマルやパーティーシーンなどにもフィットする一本。スモールセコンド内のインデックスをやや短めにしてバランスを整え、鏡面仕上げと砂地つや消し仕上げの異なる二つの処理を施した時分針もエレガントかつ視認性も高い。シチズン「エコ・ドライブ ワン AQ5022-02E」エコ・ドライブ(光発電クオーツ)、ケース径36.6㎜、SSケース╳ワニ革ストラップ、日常生活防水、363,000円。
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    ※表紙の写真と同モデル。
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●シチズンお客様時計相談室
TEL 0120-78-4807

ラグジュアリーとは何か?

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