空を思えば満目の花

桜の季節の和菓子といえば、なんといっても「桜餅」。関東風と関西風の2種類があり、製法も異なる。各店のこだわりの桜餅をご紹介しよう。

桜の季節の和菓子といえば、なんといっても「桜餅」。関東風と関西風の2種類があり、製法も異なる。各店のこだわりの桜餅をご紹介しよう。

特集:桜餅

関東風の桜餅は、生地をクレープ状に平たく焼き、餡(あん)を包んだ平鍋菓子で「長明寺(ちょうめいじ)」とも呼ばれる。関西風の桜餅は、道明寺粉で餡を包んだ饅頭状で「道明寺(どうみょうじ)」とも呼ばれる。餅には弾力と粘りがあるのが特徴だ。

  • 長命寺桜もち 山本や
    長命寺桜もち 山本や
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    関東風桜もちの発祥店として、1717年の創業以来変わらない製法で桜もちのみを作り続ける名店。添加物を一切使用せず、小麦と水だけの生地を熟練の職人が銅板で一枚一枚丁寧に手焼きし、北海道産の小豆を使用したあんを、美しく香り豊かな西伊豆・松崎産大島桜の葉の塩漬けで包んだこだわりの逸品だ。
    桜もち 1個 250円
    ●長命寺桜もち 山本や TEL 03-3622-3266
  • 秋色庵大坂家
    秋色庵大坂家
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    東京で屈指の歴史を持つ和菓子司。関東風の焼き皮でこしあんを包み、つぼみの形に仕上げた「秋色さくら餅」は、祖先の人気女性俳人・秋色女の名前に由来している。こだわりのあんは、小豆などの材料を直接仕入れ、伝統の技を受け継いで素材の味を生かし、素朴で上品な甘さが特徴だ。
    秋色さくら餅 1個 270円 ※桜が散る頃まで
    ●秋色庵大坂家 TEL 03-3451-7465
  • 榮太樓總本鋪
    榮太樓總本鋪
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    薄焼きの小麦生地であんを包んだ榮太樓總本鋪の一文字桜餅。この名は、あんを包む前の生地が数字の一に似ていることに由来しているという。同店では白生地のこしあん、紅生地の半小豆あんの2種を販売。こしあんはしっかりとした小豆の風味を、半小豆あんは白あんを合わせたやさしい甘さを味わえる。
    一文字桜餅 1個 335円 ※春限定
    ●榮太樓總本鋪 TEL 03-3271-7785
  • 芝神明 榮太樓
    芝神明 榮太樓
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    江戸時代から続く名店・榮太樓總本鋪から暖簾分けされ1885年に創業した芝神明 榮太樓では、小麦粉生地でこしあんを巻いた桜もち、もち粉生地でつぶあんを包んだ桜もち、黒色の夜桜もちの3種類を販売。夜桜もちは、生地にもあんにも黒糖を使っているため、コクのあるやさしい甘さを堪能できる。
    夜桜もち 1個 238円 ※春限定
    ●芝神明 榮太樓 TEL 03-3431-2211
  • 茂助だんご
    茂助だんご
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    北海道・十勝の契約農家から仕入れた小豆や純度が高くすっきりとした後味の鬼ザラ糖を使用し、熟練の技で素材のよさを最大限に引き出したあんが自慢の茂助だんご。銅の焼き台でクレープのように薄く焼いた小麦粉ともち粉のもっちり生地でこしあんを包んだ桜餅は、伊豆産の桜葉の塩漬けとの相性も抜群。
    桜餅 1個 210円 ※4月上旬まで
    ●茂助だんご 豊洲本店 TEL 03-6633-0873
  • 亀澤堂
    亀澤堂
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    1905年の創業以来、厳選した良質な素材から作られる体にやさしい和菓子を提供している亀澤堂。北海道産小麦を使用したもっちりやわらかい手焼きの生地で北海道産小豆を使用したこしあんを包んだ桜もちは、香り高い伊豆松崎産の桜葉の塩気があんのやさしい甘さを引き立てている。
    桜もち 1個 280円 ※4月初旬まで
    ●亀澤堂 TEL 03-3291-1055
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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。