空を思えば満目の花

桜の季節の和菓子といえば、なんといっても「桜餅」。関東風と関西風の2種類があり、製法も異なる。各店のこだわりの桜餅をご紹介しよう。

桜の季節の和菓子といえば、なんといっても「桜餅」。関東風と関西風の2種類があり、製法も異なる。各店のこだわりの桜餅をご紹介しよう。

  • 鶴屋吉信
    鶴屋吉信
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    淡い桜色が美しい、粒感を残した道明寺生地を、香りのよい大島桜の葉を塩だけで漬けたもので巻いた桜餅。中に入っているのは、なめらかで甘さを控えた繊細な味わいのこしあん。ほのかな桜の香りと生地のつぶつぶもちもち食感、こしあんのきめ細かな舌触りのコントラストを楽しめる一品だ。
    桜餅 1個 324円 ※4月上旬まで
    ●鶴屋吉信 TEL 075-441-0105
  • 京都祇園あのん
    京都祇園あのん
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    北海道産のこしあんをつぶつぶ食感の道明寺生地で包み、国産桜花の塩漬けで香り付けした桜餅。「あんこで作る物語」のコンセプトのもと、昔ながらの豆の味を絶やさぬよう、長年培ってきた伝統技法で作られるこしあんの上品な甘さに、桜花の塩気が相まって後を引くおいしさだ。
    桜餅 1個 237円 ※4月中旬まで
    ●京都祇園あのん 東京ギフトパレット店 TEL 03-3201-7746
  • たねや
    たねや
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    薄紅色に染めた白小豆のあんを道明寺で包み、桜の花を添えた関西風では珍しい仕立て。美しい色合いと、塩気のきいた桜葉をくるりと巻いたかわいらしい見た目も特徴。よもぎをふんだんに搗き入れた餅でつぶあんを包んで焼き目を付けた香り高い草もちとセットで販売されている。
    春の餅2個入 454円(さくら餅、草もち各1個) ※4月上旬まで
    ●たねや TEL 0120-295-999
  • 叶 匠壽庵
    叶 匠壽庵
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    1958年創業の和菓子店・叶 匠壽庵の桜もちは、厳選された小豆を丁寧に炊き上げ、水分量を絶妙に調整したなめらかでくちどけのよいこしあんが特徴。もち米の粒感が残るもっちりとした道明寺生地との一体感を楽しめる。塩漬けにした桜葉があんのやさしい甘みを引き立たせてくれる。
    桜もち 3個入り 713円 ※4/15まで
    ●叶 匠壽庵 TEL 0120-257-310
  • 鈴懸
    鈴懸
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    博多で誕生して100年、自然素材を使った和菓子作りを追求し続ける鈴懸の桜葉餅は、ふっくらと蒸し上げた佐賀県産のもち米・ヒヨクモチを使用。自然の美しさを表現するため着色せずに仕上げ、北海道十勝産の小豆のなめらかなこしあんを包んだ。さらに伊豆大島の大島桜の葉ではさんだこだわりの逸品だ。
    桜葉餅 1個 231円 ※4月中旬まで
    ●鈴懸 TEL 0120-052-867
  • お菓子工房 幸ふく
    お菓子工房 幸ふく
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    食べやすく一口サイズに丸めて串に刺した団子仕立ての桜もち。佐賀県産の上質なもち米を使用したもちもち食感の生地の中には、なめらかなこしあんがたっぷり入って食べ応えも抜群。くるりと巻かれた桜葉の塩気があんの甘さをより引き立て、口いっぱいに広がる桜の香りを楽しめる。
    幸ふくだんご 桜もち 1本 146円
    ●お菓子工房 幸ふく TEL 83-262-4737
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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。