料理人の眼差し
神田さんが鳥取にやって来て、まず驚いたのが、川が多いことだ。山があって川があれば、それだけ山の栄養豊富なミネラル分が日本海に流れ込む。そして、この栄養豊富な水が貝類や海藻の生長を促し、多くの魚の餌となるプランクトンを発生させて、よい漁場となる。
このため、神田さんは、漁港を訪ねる前から鳥取の魚介には大きな期待を寄せていた。赤碕漁港や淀江漁港を訪ねた時、魚を手に取り、真剣な顔つきで漁師と“魚談議”。よい収穫があったようだ。
※『Nile’s NILE』2019年9月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています