神宮外苑、再開発に思う

明治神宮外苑。ラグビー場や野球場など、さまざまなスポーツ施設を含むこの緑地帯は、今まさに再開発計画が進められようとしている中、次の100年に向けての岐路に立つ。果たして神宮を彩る樹木たちは、これからどんな「明日の神話」をつづるのか。この機に森を見つめ直したい。

Photo Masahiro Goda  Text Junko Chiba

明治神宮外苑。ラグビー場や野球場など、さまざまなスポーツ施設を含むこの緑地帯は、今まさに再開発計画が進められようとしている中、次の100年に向けての岐路に立つ。果たして神宮を彩る樹木たちは、これからどんな「明日の神話」をつづるのか。この機に森を見つめ直したい。

神宮第二球場

神宮第二球場
かつての相撲場に1961年、学生野球専用球場として開場。古さも狭さも魅力のこの球場は2019年11月の東京都高校野球の秋季大会を最後に、約60年の歴史に幕を閉じた。
  • 神宮第二球場、いちょうの大木
    いちょうの大木が織りなす景観の美しさは世界的に有名。
  • 神宮球場
    学生野球に、プロ野球に、連日熱戦がくり広げられる神宮球場。
  • 神宮第二球場側から絵画館前に広がるグラウンド
    神宮第二球場側から絵画館前に広がるグラウンドを見る。
  • 外苑東通り
    外苑東通り。右手にはBBQが楽しめる森のビアガーデン。
  • 外苑東通り、脇道から見える都心の風景
    脇道から見えるのは、緑の間からビルがのぞく都心の風景。
  • 外苑東通り、左手に国立競技場。東京オリ・パラ2020のレガシー
    左手に国立競技場。東京オリ・パラ2020のレガシーだ
1 2 3
ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。