伯耆国の中心地、倉吉
伯耆国の物流の要が赤碕なら、古代からの政治の拠点であったのが倉吉だ。奈良時代には伯耆国の国府が置かれ、聖武天皇の国策による国分寺や国分尼寺も建立された。
鎌倉時代以降、城が築かれ、室町時代に地元の南条氏が治めるようになると、本格的な城下町が形成され始めたという。1609年には江戸幕府の天領となり、1614年に安房国の里見忠義が移されてきた。翌1615(元和元)年に一国一城令で打吹城は廃城となり、倉吉が城下町から商工業の町の色合いをより濃くしていくのは、1617に池田光政が鳥取藩へ移封されてからだ。まず、池田光政の重臣である伊木忠貞により治水工事が行われた。これにより、魚町から西町にかけての商人たちが白壁の土蔵を建て、収穫した米の確保をした。さらに、藩内統治の施策として重要な地を家老職の家に委任統治させ、荒尾氏が打吹山の麓に陣屋を構えた。
この陣屋を中心として、打吹山と小鴨川の間に東西に両翼を広げるように倉吉の町は形成されている。商工都市として、商家の蔵が立ち並ぶほど繁栄したのは、江戸時代の中期から明治時代にかけてである。その名を全国に知らしめたのが、稲扱千刃と倉吉絣だ。
玉川の南側は商人町、北側は職人町で南側の魚町から西の東仲町、西町にかけて残る商家の町並みや、裏手の玉川沿いに白壁の蔵が立ち並び、今も往時のたたずまいが、かつての栄華を物語っている。
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※『Nile’s NILE』2019年9月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています