マツダ・ロードスター
1989年、それまでヒストリックカーの特権とされていたオープン・ライトウエイトスポーツカーの世界を身近に体験できると、ジャパンメイドのロードスターは世界的に歴史的な大ヒットを記録した。当時はユーノス、現在はマツダの冠のもと、3代目となって2年以上が経過した今年のパリで、マイナーチェンジモデルを発表した。欧州名であるMX-5の名で発表されたそれは、近年のマツダ車に共通する五角形グリルを採用し、ヘッドランプは切れ長に、より精悍なマスクに変化した。また、ソフトトップとハードトップでは意匠が変更され、電動ルーフを備えるハードトップはよりプレミアム志向となった。
“人馬一体”を謳う走行性能にも磨きがかけられた。2.0リッター直4エンジンは、ピストンのフルフロート化や鍛造クランクシャフトの採用など熟成を進め、ミッションやボディなどの強化もおこなわれた。まもなく20年が経過するロードスターの勢いは止まらない。
●マツダ・ロードスター
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