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シボレーの7人乗りSUV 「キャプティバ」

凝縮感のあるデザインに、パワフルな2.4リッターエンジンを搭載した、シボレー・キャプティバ。2011年7月30日より、ゼネラルモーターズ・ジャパン(GMJ)の手で日本での発売が開始された。

Text Fumio Ogawa

凝縮感のあるデザインに、パワフルな2.4リッターエンジンを搭載した、シボレー・キャプティバ。2011年7月30日より、ゼネラルモーターズ・ジャパン(GMJ)の手で日本での発売が開始された。

クオリティが高く乗りやすい

通常は燃費のよいECOモード。オフにすると、どちらかというと高回転型の2.4リッター4気筒ユニットのパワーを楽しめる。室内のクオリティ感は高い。
通常は燃費のよいECOモード。オフにすると、どちらかというと高回転型の2.4リッター4気筒ユニットのパワーを楽しめる。室内のクオリティ感は高い。

CHEVROLET CAPTIVA
ボディ:全長4,690×全幅1,850×全高1,790mm
エンジン:2.4リッター直列4気筒DOHC
最高出力:123kW(167ps)/5600rpm
最大トルク:230Nm/4600rpm
駆動方式:オンデマンド型4WD
トランスミッション:6段AT

シボレー・キャプティバは運転するとどんなクルマなのか。簡単に言うと、素直で、万人に向けた、質の高い出来、という印象だ。エンジンはやや高回転型の設定で、オフロードを視野に入れたクルマとしては意外なほど、回転をあげていくと力がもりもり出てくる。少なくとも日本ではおそらく10割ちかいユーザーがオンロードで乗るために購入するだろうから、この設定でいいのかもしれない。

ハンドルを切ったときの車両の反応は早い。車速感応式なので市街地では軽め、高速ではやや重めになる。サスペンションの設定はやはり乗用車的で、試乗車は19インチ径の大径タイヤを履いていたせいもあり、ハンドルを切るとすぐに車体は向きを変え、きびきび走ることが出来る。難点はややごつごつ感のある乗り心地だ。

燃費経済性の面でもキャプティバにはメリットがいくつかある。ひとつはECOモードが標準であることだ。変速タイミングを早めてなるべく高いギアを使い燃費をかせいだり、アクセルペダル踏み込み量に対する反応を遅らせたり、燃料供給量を絞るといったことで、燃料消費を減らす。よりパワーが欲しいときはECOモードを切ることが出来る。加えて、多くの輸入車がハイオクガソリンを指定するのに対して、キャプティバはレギュラー仕様で、維持経済性に貢献している。

室内の質感はよい。おおざっぱな感じはいっさいなく、日本車に乗っているような、違和感のなさに逆に戸惑いをおぼえるほどだ。もてなしという意味では高得点だ。シートの座り心地もよく、風切り音やエンジンルームからの透過音は比較的よく抑えられているので、快適性は高い。

7人乗りのクルマなんて考えてもみなかったひとに、このキャプティバを勧めたい。400万円を切る価格なので、セカンドカーとして乗ってもいいだろう。3列目のシートがあることで、生活により幅が出来たような気がするからふしぎだ。たまには友人たちを誘おうとか、3世代の家族で外出しようとか、そんなことが出来れば、キャプティバと生活する意味が出るではないか。

●ゼネラルモーターズ・ジャパン
TEL 0120-711-276(フリーダイヤル)

※『Nile’s NILE』に掲載した記事をWEB用に編集し再掲載しています

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それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
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