相模湾 小田原から鎌倉へ

相模湾には、黒潮系と親潮系の二つの海流が流れ込み、箱根や丹沢の山からは二つの川から注ぎ込んでいる。この特殊な地形こそが、相模湾に豊漁をもたらす。
相模湾のおひざ元・小田原漁港と平塚漁港へ。さらに、相模湾沿いに鎌倉へ向かい、洋館ビッグ3を巡る散歩に出た。

Photo Masahiro Goda  Text Junko Chiba

相模湾には、黒潮系と親潮系の二つの海流が流れ込み、箱根や丹沢の山からは二つの川から注ぎ込んでいる。この特殊な地形こそが、相模湾に豊漁をもたらす。
相模湾のおひざ元・小田原漁港と平塚漁港へ。さらに、相模湾沿いに鎌倉へ向かい、洋館ビッグ3を巡る散歩に出た。

相模湾 小田原から鎌倉へ

相模湾・乱舞する朝獲れ魚たち

相模湾は、富山湾や駿河湾とともに「日本三大深湾」と呼ばれる。とくに小田原以西は、岸から少し離れると急に深くなる。水深は深い所で1000m以上! その海の表層を多様な魚の泳ぐ黒潮系、深層を栄養豊富な親潮系の二つの海流が流れる。
加えて箱根や丹沢の山からは二つの川が、森のミネラルとともに湾に注ぎ込む。海・山・川の恵みが混じり合うこの特殊な地形こそが、相模湾に豊漁をもたらすのだ。
おいしい魚を求めて、相模湾のおひざ元、小田原漁港と平塚漁港に行ってきた。

相模湾・乱舞する朝獲れ魚たち 目次

鎌倉モダンの源流を行く

海を吹き抜ける風、山に籠もる霊気、町に漂う蒼枯と今様……
豊かな自然に抱かれた鎌倉には、歴史の息づく多彩な顔がある。町に点在する「近代建築」も、鎌倉を代表する顔の一つ。
戦争や震災を経てなおモダンな姿を今に残す建物を求めて、通称・鎌倉洋館のビッグ3を巡る散歩に出かけた。

鎌倉モダンの源流を行く 目次

ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。