オーダーメイドの免疫療法

自己の免疫力を高め、がん細胞を攻撃する免疫療法の研究・治療に25年以上尽力してきた、新横浜かとうクリニック院長・加藤洋一氏。昨今は日本のみならず、台湾、韓国、中国、マレーシア、ベトナム等アジア圏からも、彼の治療を求めて訪れる。最先端のがん免疫療法とは、そのさらなる可能性とは。加藤氏にその真髄を尋ねる。

Photo TONY TANIUCHI Text Ichiko Minatoya

自己の免疫力を高め、がん細胞を攻撃する免疫療法の研究・治療に25年以上尽力してきた、新横浜かとうクリニック院長・加藤洋一氏。昨今は日本のみならず、台湾、韓国、中国、マレーシア、ベトナム等アジア圏からも、彼の治療を求めて訪れる。最先端のがん免疫療法とは、そのさらなる可能性とは。加藤氏にその真髄を尋ねる。

成分採血装置により、アフェレーシスを行ない、血液中から身体に有害な中性脂肪、コレステロール、尿酸等を分離、採取
成分採血装置により、アフェレーシスを行ない、血液中から身体に有害な中性脂肪、コレステロール、尿酸等を分離、採取する。

なお、このリンパ球を補う治療と同時に、血中の酸化した脂肪分をとりだすこともできる。運動する時間がとれないがコレステロールが気になる、脳血栓などの危険性が高い人にとって、免疫力を上げると同時に、短時間でコレステロール対策ができる治療として、アフェレーシスの人気が高いそうだ。

患者の血液からとりだした免疫細胞を培養するのも外注にせず、すべてクリニック内で行うことで安全管理を徹底
患者の血液からとりだした免疫細胞を培養するのも外注にせず、すべてクリニック内で行うことで安全管理を徹底している。

加藤氏の治療を受けて不調を改善し、病気の芽を自己免疫力で摘めるようになった結果、仕事のパフォーマンスも向上し、引退を思い直した経営者や、会社を上場企業にまで引き上げた経営者も多いという。

「免疫療法は、免疫力低下を防ぐことで、より多くの病気を改善する可能性を秘めた治療です。まずは検査、そしてご自分の免疫状態を知り、必要な治療を必要に応じて受けることで、今の不調と未来の病気に備えていけば、人生100年時代を健康に、やりたいことをやれるのです」

※『Nile’s NILE』2019年8月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。