宿泊施設のバリエーションと規模は圧倒的だが、アクティビティーも驚くべき規模で、筆頭がゴルフ場。南アフリカ出身のゴルファー、ゲーリー・プレイヤーのデザインによる「ロストシティ・ゴルフコース」と「ゲーリー・プレイヤー・ゴルフコース&カントリークラブ」はともに18ホールのチャンピオンシップコース。世界クラスの施設を備え、毎年11月にはネドバンク・ゴルフチャレンジが行われている。ロストシティ・ゴルフコースの13番ホールの池にはクロコダイルがすんでいる。
ゲーリー・プレイヤー・ゴルフコースが面する湖は多彩なウォータースポーツのゲレンデ。長さ2km、高度差180mをロープに沿って一気に下るジップラインなどスリリングなアトラクションが楽しめ、広大な「クウェナガーデンズ」にはアーチェリーやクレー射撃のエリアがある。7000匹を超すクロコダイルのいるサンクチュアリもあり、赤ちゃんクロコダイルと接することもできるほか、大きな象に餌を与えられるなど、子どもたちにとって驚きの体験となる。
アドベンチャーセンターでのドラムミング体験や、バレンバ、バペーティ、ズールー、バツワナ、ンデベレ、コサ、シャンガーンといった部族の特徴的な家が並ぶカルチュラルビレッジでの民族舞踊の見学などアフリカ文化の一端を体験できるなど楽しみ方は実に多彩である。
早朝、あるいは太陽が西に傾き始める頃、4輪駆動車によるピーランスバーグ国立公園でのサファリドライブはアフリカならではの人気アクティビティーで、象の群れ、木の葉をはんでいるキリンなどなど、動物たちを自然のまま観察できる。急速に冷え込む日没後、レンジャーが照らすサーチライトにシロサイなどの姿が浮かび上がる。さらにエキサイティングなのが熱気球によるサファリ。朝靄をついてゆっくり昇り、地上200mからクレーターや動物たちを観察する。ランディング後にはシャンパンやジュースでのどを潤す楽しみが待っている。
首都圏からのアクセスもよくセキュリティーも万全、アクティビティーやエンターテインメントが充実したサンシティはアフリカの魅力を凝縮したリゾートと言えるだろう。