シロサイの群れ。家族単位で暮らすが単独行動が多く、主に草を食べ、温和な性格だが怒ると怖い。 薄明かりの中で無心に草をはむシマウマの群れの向こうに、ヌーとも呼ばれるワイルドビーストの群れも。 湖岸の枯れ木に胸白のカワウの巣が二つ。そのまわりにサハラ砂漠以南にすむアフリカクロトキが群れていた。 草をくわえたままこちらを向いたスプリングボック。群れで生活し、2m以上というジャンプ力で天敵から身を守る。
古い歴史を持ち、近郊農業の中心地となる町は北西およそ40kmに南アフリカで最もアクセスが容易なゲームリザーブの一つとされるピーランスバーグ国立公園を控え、急速に観光開発が進められている。サンシティはこの国立公園に隣接していて、ヨハネスブルクからも2時間から2時間30分ほどのドライブとなっている。
広さ約5万5000haのピーランスバーグ国立公園は12億年前の火山のクレーターのなかにあり、かつての農地を転用して再現された自然保護区なのだが、ブッシュフェルトと呼ばれる地勢のため低地から高地の動物がすみ、ビッグファイブと呼ばれるライオン、象、サイ、ヒョウ、バッファローなど50種6000頭を超す哺乳動物や350種を超す鳥類が生息すると言われ、アフリカの自然そのままのたたずまいを見せる一方、マラリアフリー地域としても人気が高い。