エントランスを入ると迎えてくれるのが、幾何学的なフレームデザインを施したFIX+引き分けのガラス扉だ。その奥には、シャンデリアが際立つダイニングキッチンが広がる。
「住宅ではあまり見られないデザインや素材を取り入れるのは、幅広い空間を手掛ける当社ならではかもしれません。美意識の高いオーナー夫妻が驚きと安らぎを感じられるよう、オリジナルのフレームデザインやアートを印象的に配しています」
本宅とはまた違った趣にするため、この住まいはモダンテイストでまとめて印象を一変させたのだとか。大理石調のタイルやガラス、レザーなど上質な素材を生かしながら落ち着いた色調に統一し、イタリアモダン家具でコーディネート。前述の扉のほかリビングの壁面や柱には、夫妻が好きな建築家から着想を得たフレームデザインを取り入れ、シンメトリーとアシンメトリーのリズムを生かした空間をつくり出した。さらに巨匠から新進気鋭のアーティストまで、部屋ごとにふさわしい作品を選出し、ギャラリーのような遊び心に満ちた住まいを実現している。
●三井デザインテック
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※『Nile’sNILE』2025年11月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています

