人生を謳歌するクルマ

美しいものに囲まれて、合理的な価値観で暮らす。フランス生まれのルノー アルカナは、そんなライフスタイルから生まれたハイブリッドのクーペSUV。大がかりな改良を受けたことで、さらに魅力を増したこのクルマを紹介したい。

Text Takeshi Sato

美しいものに囲まれて、合理的な価値観で暮らす。フランス生まれのルノー アルカナは、そんなライフスタイルから生まれたハイブリッドのクーペSUV。大がかりな改良を受けたことで、さらに魅力を増したこのクルマを紹介したい。

人生を謳歌するクルマ、ルノー アルカナ
ルノー アルカナは、2グレードで展開する。エスプリ アルピーヌ マイルドハイブリッドが4,590,000円、エスプリ アルピーヌE-TECHフルハイブリッドが4,990,000円。

ルノー アルカナ エスプリ アルピーヌ E-TECHフルハイブリッド
ボディー:全長4570×全幅1820×全高1580㎜
エンジン:1.6ℓ直4 DOHC 16バルブ
最高出力:94PS(69kW)/5600rpm
最大トルク:148N・m(15.1kgm)/3600rpm
E-モーター:交流同期電動機
E-モーター最高出力:49PS(36kW)/1677-6000rpm
サブモーター:交流同期電動機
サブモーター:20PS(15kW)/2865-10000rpm
駆動方式:FF
トランスミッション:4速AT

SUVやスポーツカーなど、クルマにはいくつかのスタイルがある。こうしたカテゴリー分けとは別に、「人間を主役にしてくれるクルマ」と、「自分が主役になろうとするクルマ」に分類できる。ここに紹介するルノー アルカナは、間違いなく前者。派手な演出で「俺が、俺が」と自己主張するのではなく、ユーザーに寄り添い、毎日を楽しくしてくれる相棒のようなクルマだ。

アルカナのキャラクターは、デザインからも伝わってくる。まず、背の高いSUVスタイルにすることで、居住空間や荷室に余裕が生まれている。一方で、美しく弧を描く屋根のラインなど、スタイリッシュな造形にすることで、SUVにありがちな威圧感を排除した。結果として、SUVの機能や使い勝手のよさを確保しながら、乗る人のセンスを表現する上品なたたずまいになっている。

インテリアも同様に、使う人の身になってデザインされている。ルノーは伝統的にシートの設計に定評があるけれど、アルカナもその例に漏れない。見た目はごく普通の形状だが、背中から腰にかけてふんわりと包み込むようにホールドすることで、長時間のドライブでも疲労を抑えてくれる。目には見えないけれど、本当に大事な部分に手間暇を掛けているのだ。

また、2024年に施された改良によって、カーナビゲーションなどを表示するディスプレーが大型化され、使いやすくなった。これは大きな進歩だろう。

  • 人生を謳歌するクルマ、ルノー アルカナ 人生を謳歌するクルマ、ルノー アルカナ
    背の高いSUVのスタイルを採りながら、クーペ的な美しいルーフラインでスタリッシュな印象も与える。
  • 人生を謳歌するクルマ、ルノー アルカナ 人生を謳歌するクルマ、ルノー アルカナ
    自動ブレーキや360°カメラなど、安全・運転支援装置は最先端。直感で操作できるインターフェースがうれしい。
  • 人生を謳歌するクルマ、ルノー アルカナ 人生を謳歌するクルマ、ルノー アルカナ
    TEPレザー(人工皮革)とスエード調の素材を組み合わせたシートを採用、アニマルフリーを推進している。
  • 人生を謳歌するクルマ、ルノー アルカナ
  • 人生を謳歌するクルマ、ルノー アルカナ
  • 人生を謳歌するクルマ、ルノー アルカナ
1 2
ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「Nileport」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。