
(右)店の看板猫・虎太郎。先代の看板猫であり、地元のボス猫でもあったオイと、自由猫のクロを両親に持ち、店の天井裏で生まれる。クロのおなかの中にいた時からジャズを聴いて育った。
営業を始めて45年。この店は、さまざまな出会いと別れを見つめてきた。カウンターに置かれた一匹の猫の写真。名を、虎太郎。店を訪れる多くの人々に愛された看板猫だったが、昨年3月に亡くなった。17歳だった。店にとっても、自身にとってもかけがえのない存在だった虎太郎くんの写真を、吉田氏は大切に飾っている。
LPレコードに針を落とすと、スピーカーから音があふれだす。時代が変わっても、残り続けるもの。思い出は思い出し続ける限り、レコードは回り続ける限り、失われることはないのだ。
午後4時。空に淡く夜闇がにじみ出す時刻。積み重ねた時間、そして音楽をまといながら、今日も「ジャズ喫茶 映画館」に明かりがともる。
JAZZ & somethin’else
喫茶 映画館
東京都文京区白山5-33-19
TEL03-3811-8932
www.jazzeigakan.com
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※『Nile’s NILE』2024年2月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています