ここでは、ストラディヴァリウスの名器をオマージュしたソナス・ファベールのスピーカーシステム「イル・クレモネーゼ」に、ブルメスター社の最上位カテゴリーであるリファレンス・ラインのCDプレイヤー「069」、同じくプリアンプ「077」、そして1991年の初号機から熟成・進化を重ねてきたブランドの代名詞的パワーアンプの第3世代「911Mk3」というセットアップを組んだ。イタリアとドイツという国の違いはあれど、最先端技術と伝統技法を融合・最適化し、手作業を重視するスタンスや、再生芸術としての方向性がマッチし、聴く人の感性に訴えかける絶好の組み合わせ。
片や木目を生かしたオーガニックな外観、片やメタリックで端正なバウハウススタイルの機能美。その対比も、インテリアに立体的な奥行きを与えてくれる。
心ゆくまで音楽世界に没頭できるのは言わずもがな。ボリュームを絞った際も帯域バランスが崩れず、ホームパーティーなどで長時間音楽をかけ続けても心地よい。
聴く感動、音が紡ぎ出す癒やし、所有する喜び、そして居住空間をトータルにレベルアップさせる満足感。そんなハイエンドオーディオの世界の扉を開けてみてはいかがだろう。
●ノア TEL03-6902-0941 www.noahcorporation.com
撮影協力/ポルトローナ・フラウ東京青山
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