「強さ」のその先へ

時代のニーズを先回りし、新次元の構造躯体「重鉄制震・デュアルテックラーメン構造」によって、比類なき強さとしなやかさを実現したヘーベルハウス50周年記念モデル「RATIUS|RD」。どこよりも確かなモノづくりにこだわり続けるハウスメーカーの叡智を集結させた、究極のモダニズム邸宅だ。

Text Rie Nakajima

時代のニーズを先回りし、新次元の構造躯体「重鉄制震・デュアルテックラーメン構造」によって、比類なき強さとしなやかさを実現したヘーベルハウス50周年記念モデル「RATIUS|RD」。どこよりも確かなモノづくりにこだわり続けるハウスメーカーの叡智を集結させた、究極のモダニズム邸宅だ。

ダイニング
大きな庇(ひさし)に抱かれた、安心感と開放感を兼ね備えたバルコニー。大開口を生かして内と外、人と自然をつなぐ、ヘーベルハウスならではの空間だ。

強靭な構造のメリットは、地震対策だけではない。筋交いを入れなくても立ち上がるため、柱と柱の間に大開口を取ることができる。壁一面の窓や邸宅にふさわしい開放的な大空間が、自宅で実現できるのだ。遮るもののない伸びやかな空間に、大胆に取られた窓、屋外に広がる緑の景色や明るい光、そして風が、住まいの心地良さを倍増させる。大開口を生かし、リビングの延長のように利用できる中間領域としてのバルコニーもぜひ取り入れたい。この上なくハイテクでありながら、これまで以上に自然に近い。そんな逆説を、ヘーベルハウス半世紀の叡智が成り立たせている。

外観
日本人の心を捉えるグレイッシュストーンの新塗装技術を生かした重厚な印象の外観。

「形態は機能に従う(Form FollowsFunction)」というが、「RATIUS|RD」のたたずまいは、まさにこの言葉通りのモダニズムと機能美を感じさせる。重量鉄骨の直方体から、それぞれの暮らしに必要な機能を削り出した明快さが心地良い。ヘーベルハウスの代名詞とも言えるフラットルーフに加え、1階に比べて2階がぐっとオーバーハングしたダイナミックなフォルムも強い構造があるからこそ。天井を部分的に上げて縦への開放感を増加させるハイルーフユニットや、床を部分的に低くして開放感とおこもり感を演出するダウンフロアユニットも組み合わせながら、住まう人やインテリアによっていかようにも変化する、ミニマルかつ美しい空間を創出する。

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。