アルミのすっきりとしたフレームにガラスの扉を組み合わせた、シャープで軽やかな収納。その美しい佇まいは、単なる収納とは呼び難い。愛用の洋服や鞄、帽子といったアイテムをディスプレーすることで、自分だけのオリジナリティーにあふれる美しいインテリアが実現するだろう。
収納は住まいのバックヤードとして隠しがちだが、インテリアの主役として楽しむのも良いのではないだろうか。インテリアブランド「GiGi」によるシステム収納「ePole(イーポーリ)」は、そんな洗練された「魅せる」収納をかなえてくれるのだ。今回は東京・赤坂にある同ブランドのショールームを訪れた。
ボックスタイプ、壁付けタイプ、アイランドタイプをそろえるePoleのなかで、ショールームに展示されているのはボックスタイプ。棚板を背面ポールで支える「aria(アリア)」と、中心のポールで支える「vento(ベント)」を実際に見ることができる。ボックスタイプは裏表のないデザインでどこから見ても美しく、空間の間仕切りとして取り入れやすい。扉や面材に透過性のあるガラスを用いているため、光や気配を感じさせながら緩やかに場を分ける役割を果たしてくれる。
インテリアの主役にふさわしい美しいデザインは、イタリアのデザインスタジオ、Decoma Design studioが長年の経験に基づいて生み出したもの。収納家具に必要な機能や使用するシーン、最適な素材やフォルムを熟考して開発し、アルミやガラスをはじめエコレザー、ファブリック、ウッドパネルなどを巧みに用いて、軽やかでスタイリッシュな印象を作り上げた。
そしてそれを日本の優れた技術力で丁寧にかたちにし、両国の魅力が融合した唯一無二の収納に。製造や取り付け、メンテナンスは日本国内で行うため海外製品に比べると納品が早く、アフターケアも依頼できるため、安心して導入できる。
フレームや扉、引き出しなどの仕上げは、素材や色を豊富なバリエーションから選んでセミオーダーのようにカスタマイズが可能。ショールームではすべての素材や色のサンプルを実際に手にとって見ることができる。
さらにePoleの大きな魅力は、ムードある光の演出だ。アルミフレームやバックパネルにはオプションで照明を組み込むことが可能。愛用のアイテムを印象的にライトアップするだけでなく、ePoleそのものを照明の一つとして活用できる。
電源や光源は存在を感じさせないようフレーム内に隠され、実際に見てみると細部へのこだわりに驚かされる。行灯のように幻想的に光るガラスケースは、空間の上質なアクセントとなるに違いない。
一言で収納と言うが、ワードローブとして使うほか調理器具や食器、グラス、ワイン、アートピースなど自由にディスプレーが楽しめ、使い方は無限。ぜひショールームに足を運んで、その可能性をはじめ、ePoleならではの圧倒的な存在感やディテールの美しさを体感してほしい。
赤坂Showroom
東京都港区赤坂3-3-3
住友生命赤坂ビル1F(HIDEO TOKYO 内)
●GiGi TEL 03-6434-7450
※『Nile’s NILE』2022年2月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています