要望は、広くて窓がある開放的なバスルーム。そして他にはない個性的なデザイン。それならばダイワ化成のオーダーメードシステムバス「D-Style」がいいのではないか、と依頼された。
バスルームとシャワーブースの間仕切りは最小限のガラスのみ。できるだけ空間を連続させることで、広がりのある伸びやかな印象を与えている。昼は窓から差し込む明るい自然光が開放感を漂わせ、夜は間接照明がホテルのような非日常的な雰囲気を醸し出す。
また水栓金具はドイツ製、浴槽は日本製を採用。数ある製品の中から選んだ上質なアイテムが、ラグジュアリーなバスルームを演出する。さらにソープディスペンサーは特注し、ポンプ部分だけが見える埋め込み式にするなど、細部にまでこだわりがちりばめられている。打ち合わせを重ねるうちに当初の提案とは異なるデザインになったが、新たなニーズが引き出されたかたちだ。断片的なキーワードであっても顧客の要望をくみ取り、オリジナリティーあふれるバスルームを実現してくれるのも「D-Style」の魅力だろう。
1969年設立の経験と技術が可能にするのは、自由度の高いデザインだけでなく、ユニット化による高い防水性。これらを両立させる確かな技術もある。高級物件を数多く手掛けてきたからこそ生まれる提案力は、プロからも信頼を得ている。
オーダーメイドでかなえる唯一無二のバスルーム。それは日々の暮らしをより上質で豊かなものとし、至福のひとときを生み出してくれる。
※『Nile’s NILE』2018年5月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています