
きゅうりには、ビタミンKや葉酸、ビタミンC、カリウムなどが含まれ、のどの渇きを潤して身体の熱をとる効果が期待される。熱中症の予防にも効果的で、夏の食卓にお勧めの食材だ。
全国各地でさまざまなきゅうりが栽培されている中、今回は19種のきゅうりをご紹介する。この夏の食卓に添えてみては。
青森県
糠塚きゅうり(ぬかづかきゅうり)
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八戸の伝統野菜。藩政時代に参勤交代の途中で種子を持ち帰り、糠塚村(ぬかづかむら。現在の八戸市糠塚地区)に植えたことが始まりと言われている。一般的なきゅうりの3倍ほどの大きさで、表面は薄い緑色、シャキシャキとした食感とほのかな苦みが特徴。よく冷やして皮をむいて種をとり、味噌をつけて食べるのがおすすめ。
●八戸市農業経営振興センター
TEL 0178-27-9163秋田県
ブラックきゅうり
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JAうご産最高級の「ブラックきゅうり」は、市場で高い評価を受け、ひときわ目立つ黒い段ボールで流通している。秋田県雄勝(おがち)郡羽後町元西(もとにし)地区で作られてきた元西きゅうりの伝統を受け継いで改良を積み重ね、パリッとした食感とみずみずしさ、さわやかな香りとほのかな苦みなど、きゅうり本来のおいしさを味わえる。
●JAうご
www.ja-ugo.jp山形県
鵜渡川原きゅうり(うどがわらきゅうり)
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写真提供:「食の都庄内」ブランド戦略会議
酒田市亀ヶ崎地区に古くから伝わる品種。庄内弁で小さい、かわいらしいを意味する「めっちぇこきゅうり」と商標登録されているように、小ぶりの愛らしい形と、薄い緑色で先端に近づくにつれて白くなっているのが特徴だ。表面にイボのある楕円形の果実は、歯ごたえがよく、独特の苦みを味わえる。
●JA庄内みどり酒田南園芸センター
TEL 0234-92-2870山形県
外内島きゅうり(とのじまきゅうり)
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写真提供:「食の都庄内」ブランド戦略会議
山形県鶴岡市でわずかに生産される希少な品種。弘法大師が出羽三山に向かう途中、喉をうるおしたという言い伝えを持つ。もともとは主に漬物にされてきたが、生もまた格別。皮は極めて薄くパリッとした食感で、果肉はみずみずしく香味にあふれ、心地よい苦みとほのかな甘みがある。
●食の都庄内
syokunomiyakoshounai.com福島県
小白井きゅうり(おじろいきゅうり)
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明治時代から地元で親しまれてきたとされ、現在では主に加工品や自家消費分の栽培となっている希少な品種。表面の黒イボと、上部は淡緑色で下半部が白色のずんぐりとした形が特徴。長さ12cmほどの早生(わせ)はシャキシャキとした食感でサラダなどに、20cmほどまで育つと肉厚で炒め物や汁物など加熱してもおいしく味わえる。
●いわき市役所農政流通課
TEL 0246-22-7470茨城県
四葉きゅうり(すうようきゅうり)
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株に本葉が4枚付いたころから実がなるのでこの名が付いたと言われている。一般的なきゅうりより少し長め、1.5倍ほどの大きさでイボが多いのが特徴。皮がとてもやわらかく薄いため、歯切れもよく、味も香りも濃厚。そのままはもちろん、加熱してもシャキシャキの食感が残るので炒め物などにも適している。
●JAなめがたしおさい 麻生営農経済センター
TEL 0299-72-1884