涼味燦燦、美味しいきゅうり19選

同じ「きゅうり」でも、味も形も特徴的なきゅうりが全国各地で作られている。その中から、今回は19種をピックアップ。あなたのお気に入りは?

同じ「きゅうり」でも、味も形も特徴的なきゅうりが全国各地で作られている。その中から、今回は19種をピックアップ。あなたのお気に入りは?

  • 群馬県・高山きゅうり
    群馬県
    高山きゅうり(たかやまきゅうり)

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    高山村で古くから作られていた在来のきゅうりで、村の伝統野菜。一般的なきゅうりの約4倍の大きさ。先端にかけて薄い黄緑色になっており、白くかすれたような模様が特徴。香りもクセがなくさわやかで、皮はやわらかくシャキシャキとした食感を楽しめる。生はもちろん、揚げ物や炒め物などさまざまな料理と相性抜群。
    ●高山村役場 農林課
    TEL 0279-63-2111
  • 埼玉県・秩父きゅうり
    埼玉県
    秩父きゅうり(ちちぶきゅうり)

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    有機質を中心とした土づくりや、秩父ならではの厳しくも豊かな自然の中で育てられている。1940年代から秩父郡小鹿野(おがの)町で作られていた小鹿野きゅうりが元になっている。みずみずしい甘みと旨みの強い味わい、薄皮で歯切れのよい食感が特徴。都内の百貨店などで販売され、高級料亭でも採用されている。
    ●ちちぶ丸山農園
    TEL 090-8101-4413
  • 東京都・馬込半白きゅうり
    東京都
    馬込半白きゅうり(まごめはんじろきゅうり)

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    写真提供:JA東京中央会
    馬込村(現在の大田区馬込地区)で古くから栽培されていた大井節成きゅうりに、うりを掛け合わせて改良。江戸東京野菜に認定されている。やや太めで先端に丸みのある形状と、上部が緑色で、先にかけてだんだんと白くなっているのが特徴。みずみずしくパリッとした食感で、きゅうり本来の風味を味わえる。
    ●JA東京中央会
    TEL 042-528-1375
  • 東京都・濃い旬きゅうり
    東京都
    濃い味きゅうり(こいあじきゅうり)

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    西東京市、やすだ農園の看板野菜。約100年にわたって昔ながらの露地栽培を営んでいる農園だ。接ぎ木をせず、種から自分の根で育てるため、収穫量が少ない希少なきゅうり。表面のトゲが多く、果肉はしっかりとしていて、生はもちろん、豚肉を巻いて焼くのが農園のおすすめ。都内の百貨店やホテルなどにも納品されている。
    ●やすだ農園
    TEL 080-3209-0831
  • 新潟県・刈羽節成きゅうり
    新潟県
    刈羽節成きゅうり(かりわふしなりきゅうり)

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    明治時代から栽培・改良されてきた柏崎伝統野菜。柏崎市の西中通地域でしか収穫できない希少なきゅうりだ。つるの節ごとになるため、「節成」と呼ばれている。一時期、生産が途絶えたものの、わずかに保存されていた種が見つかり、2008年に栽培が復活。身がしっかりとして太く歯ごたえがよいため、漬物にも最適だ。
    ●柏崎市産業振興部農政課
    TEL 0257-21-2295
  • 長野県・八町きゅうり
    長野県
    八町きゅうり(はっちょうきゅうり)

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    信州の伝統野菜。一般的なきゅうりと比べてややずんぐりとした形状をしている。須坂市八町地域を中心に栽培されており、1955年ころは長野市善光寺周辺の高級料亭で、もろみきゅうりとして供されていたという。皮が薄く肉厚で種が少ないため、シャキシャキの歯ざわりと甘みを味わえる。真夏にそのままかじりつきたいきゅうりだ。
    ●須坂市役所農林課
    TEL 026-248-9004
  • 長野県・佐久古太きゅうり
    長野県
    佐久古太きゅうり(さくこだいきゅうり)

    ―――
    信州の伝統野菜。昭和20年代から佐久地方で栽培され、古くからあることと太い形状から「佐久古太きゅうり」と生産者によって名付けられた。黒いイボがあり、実の半分は白い見た目と、香りがよくてみずみずしく、ほんのり甘みのある味わいが特徴。漬物にしても歯切れのよいパリッとした食感を楽しめる。
    ●佐久古太きゅうり保存会事務局
    <佐久市役所農政課>
    TEL 0267-62-3203
  • 長野県・清内路きゅうり
    長野県
    清内路きゅうり(せいないじきゅうり)

    ―――
    信州伝統野菜認定制度に登録された伝統野菜。下伊那郡阿智(あち)村 清内路地方で作られている。果長は25〜30cmあり、上部は濃緑色で先にかけて淡緑色になっている。皮が厚いため、赤根大根(同じく信州伝統野菜認定制度に登録されている)とともに漬物として食べられているほか、サラダや炒め物にも適している。
    ●阿智村役場 清内路振興室
    TEL 0265-46-2001
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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。