南北に長い島国であるニュージーランドは、亜熱帯の森林から活火山、フィヨルド、そして壮大な氷河まで、国内に多様で雄大な美しい自然を有している。「ボールド ヒルズ」の故郷、セントラル・オタゴのバノックバーンがある南島南部も、長く氷河に覆われていた土地である。雨が少なく、日照時間が長い、水はけの良い砂質土壌で、昼夜の寒暖差が激しいワイン造りに適した気候。歴史的にも農業による農薬にさらされていないため、ピュアな土壌を保っているのが特徴だ。ニュージーランドワインといえば南島北部のマールボロ地方が有名だが、この世界最南端のワイン産地、セントラル・オタゴもピノ・ノワールの世界三大産地の一つとして注目されている。
ボールド ヒルズは1997年にハント夫妻によって設立され、現在は日本の企業がその想いを継いでいる。土地のポテンシャルを最大限に生かすため、オーガニック農法を取り入れ、化学薬品や化学肥料に頼らず、牧羊によって雑草を除去し、間引きや収穫もていねいに手作業で行っている。フランス産の樫樽(かしだる)にこだわり、最適な環境下で12カ月熟成。ワインとぞれぞれの樽が持つ個性がゆっくりと融合することにより、上品で繊細な味わいとなる。
葡萄の木は若ければフレッシュ感が立ち、歳月を経ることで重厚感を増していくが、25年を迎えたボールドヒルズの木は、今から脂がのってくる時期。今後さらにプレミアムな価値を備えていくはずだ。
●三田ホールディングズ TEL0120-803-276 www.baldhills.jp