特集
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吟醸酒のふるさと・西条の酒蔵
広島県東広島市の西条は、兵庫の灘、京都の伏見と並ぶ日本三大酒処の一つ。百試千改により、広島流吟醸づくりという新しい醸造法を開発した広島の酒は、鉄道の敷設とともにここ西条で発展し、全国の酒づくりの中心を意味する「酒都」として注目された。西条の酒は、今も煉瓦づくりの煙突、赤瓦になまこ壁の酒蔵が立ち並ぶ西条酒蔵通りで生み出されている。
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安芸の小京都の賑い
広島県竹原市には、塩づくりや酒づくりを行い、北前船で全国にさばいて財を成した「浜旦那」たちが残した町並みが、現在も人々が生活を営む重要伝統的建造物群保存地区として残されている。豪奢な門構えに「竹原格子」と呼ばれる粋な格子窓のある家々、水路沿いに立つ北前船の入港の目印となった常夜灯、酒蔵で新酒を告げる杉玉などに、町の歴史と今を感じながら歩いた。
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ローマから始まる Incipit Romae
その始まりは、小さな集落だったという。紀元前753年、古代イタリア人の一派であるラテン人によって、テベレ川のほとりに建国された都市国家ローマ。その後、1000年もの間、地中海世界に君臨するローマ帝国を築く端緒となったのは、ローマ街道の最初の道である「アッピア街道」と、海外に初めての属州として手に入れた「シチリア島」であろう。“街道の女王”の異名を持つアッピア街道と、“地中海の交差点”と呼ばれるシチリア島の記憶を訪ねる。
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ホテルで粋に過ごす夜
ホテルにいると、国内外のホテルで過ごした時間や、そこで会った人との思い出がよみがえり、また新しい物語が始まりそうな高揚感に包まれる。ホテルという非日常の空間で、そのホテルが持つ歴史文化や世界観に浸り、ただゆるやかに夜を過ごす。都内に新しくオープンした個性豊かなホテルで、そんな大人の粋なひとときを楽しみたい。
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2024ジュネーブ新作ハイライト
新作タイムピースのエキシビション、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2024が4月9日から15日の日程で開催された。相前後して、その他の多くのブランドが市内ホテルやアトリエなどで新作を発表。今年のハイライトとなるモデルを紹介しながら、ウォッチのトレンドや今後を占う。
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水と巨岩の杜 -秋保特集-
東京から最短2時間でたどり着く宮城・仙台の秋保温泉郷。その周囲には、みずみずしい森と、急峻な地形がもたらすいくつもの名瀑、そして水に浸食された巨岩・奇岩の群れが織りなす、ダイナミックな景観が広がっている。里に建てられた無数の石塔や社の“道ばたの神々”をめぐりつつ、欽明天皇以来「名取の御湯」として守られてきた温泉を訪ねた。
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ワインが紡ぐ東北と秋保の物語 秋保ワイナリー
秋保の谷間に流れる涼やかな風や、秋保石が含まれたミネラル豊富な土壌により、味わい深いワインを生み出す秋保ワイナリー。ワインとともに楽しんでほしいのは、食材王国と呼ばれる宮城、そして東北の豊かな食材とのマリアージュだ。現地を訪れ、ワイナリー創業に込められたその思いをうかがった。
秋保ワイナリー
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森へ急ぐ ー多様性と多面性の世界へ-
かつて日本の森は、妖怪や魔物たちが棲み、常世と現世の通底するところであった。今、日本の原風景―手つかずの森には何か棲んでいるのだろう。南の貴重な照葉樹の森を今に伝える「綾の森」と、北のブナの森を代表する「白神山地」。うっそうと生い茂る森の中には、さまざまな生き物が、過去と変わらない時間の中で生息し、「自然への畏れ」も「物の怪」も「常世と現世の通底口」も共生しながら、豊かな世界が繰り広げられている。
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記憶に残る美しい風景 特集能登
まるで手の親指を日本海に突き出したような形をしている能登半島。三方を海に囲まれているため、陸から眺める海は果てしなく広がる。その海と独特な地形が織り成す風景は、実に美しく、実に能登らしい。豊かな自然、独自の風土や文化が色濃く残るこの地を、元日に大地震が襲った。これまでに本誌が取材した記憶に残る風景を紹介したい。
特集能登
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Caravan Glamping on the Ancient Tea Horse Road チベット特集
フランス人が率いるラバのキャラバンで行く、雲南省シャングリラからチベットの山岳に抜けるかつての茶の交易路。4000m級の峠、渓谷、川、村落、大草原を抜けるワイルドな旅は、ぜいたくなテントと料理に癒やされながら、ヒマラヤのドラマへ誘う。
チベット特集
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能登半島地震 寄付先情報
令和6年能登半島地震により、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
能登半島地震の現地に支援を届けるには?
ご参考までに寄付先情報をご案内します。 -
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El hermoso mundo del Jamón Ibérico (1)
古代ローマ時代にイベリア半島に伝わったと言われる生ハムは、基本的な製法は変わらないまま、スペインでは動物性食品の最高峰として存在を維持。そのかぐわしさと食感は、美食家たちを魅了してやまない。