「東西を俯瞰する眼-帝国ホテルとライト- 前編」から続く
帝国ホテルが誕生したのは、ライト館の開業より30年余りさかのぼる明治時代半ば、1890(明治23)年のことである。日本が近代化に向かってまっしぐらに進んでいた時代、海外の賓客をもてなす「日本の迎賓館」としてスタートを切った。発起人の一人は、後の初代会長、渋沢栄一。明治維新の混乱も落ち着き、「日本ももはや世界の一等国だ」との自信を深めた政官財のリーダーたちは、国の威信をかけて、この最高級ホテルをつくり上げたのだ。初代の建物は、ネオ・ルネサンス様式の木造3階建て。その堂々とした壮麗な姿を、江戸城外濠の水面に映していたという。
そして帝国ホテルは、隣接する鹿鳴館ともども「欧米と対等な関係を築く」という重大な使命を担ったのである。
特集
その始まりは、小さな集落だったという。紀元前753年、古代イタリア人の一派であるラテン人によって、テベレ川のほとりに建国された都市国家ローマ。その後、1000年もの間、地中海世界に君臨するローマ帝国を築く端緒となったのは、ローマ街道の最初の道である「アッピア街道」と、海外に初めての属州として手に入れた「シチリア島」であろう。“街道の女王”の異名を持つアッピア街道と、“地中海の交差点”と呼ばれるシチリア島の記憶を訪ねる。
新作タイムピースのエキシビション、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2024が4月9日から15日の日程で開催された。相前後して、その他の多くのブランドが市内ホテルやアトリエなどで新作を発表。今年のハイライトとなるモデルを紹介しながら、ウォッチのトレンドや今後を占う。
東京から最短2時間でたどり着く宮城・仙台の秋保温泉郷。その周囲には、みずみずしい森と、急峻な地形がもたらすいくつもの名瀑、そして水に浸食された巨岩・奇岩の群れが織りなす、ダイナミックな景観が広がっている。里に建てられた無数の石塔や社の“道ばたの神々”をめぐりつつ、欽明天皇以来「名取の御湯」として守られてきた温泉を訪ねた。
秋保の谷間に流れる涼やかな風や、秋保石が含まれたミネラル豊富な土壌により、味わい深いワインを生み出す秋保ワイナリー。ワインとともに楽しんでほしいのは、食材王国と呼ばれる宮城、そして東北の豊かな食材とのマリアージュだ。現地を訪れ、ワイナリー創業に込められたその思いをうかがった。
まるで手の親指を日本海に突き出したような形をしている能登半島。三方を海に囲まれているため、陸から眺める海は果てしなく広がる。その海と独特な地形が織り成す風景は、実に美しく、実に能登らしい。豊かな自然、独自の風土や文化が色濃く残るこの地を、元日に大地震が襲った。これまでに本誌が取材した記憶に残る風景を紹介したい。
雑誌編集者の根本恒夫さんは、YMOのL.A.公演に日本からの唯一の取材媒体として同行するなど、結成当初から行動を共にしていた。彼の貴重な証言を伺おう。
SPECIAL
究極の癒やしは、海というステージで堪能する。
LIFESTYLE
暮らしを変える予洗い水栓
食
西と東の料理人、鮪のせりを訪ねる
ローマから始まる Incipit Romae
東急ホテルズ「美食の鹿児島~鹿児島黒牛の競演~」
リストランテ ホンダの20年
それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。 サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「Nileport」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。