世界にその名をとどろかせる高級ショッピングエリア、銀座には名だたるウォッチブランドのブティックが軒を連ねる。最近も注目すべき動きが相次いでいる。
まずグルーベル・フォルセイブティック 銀座が5月15日にオープン。8年ほど前、同メゾンのモデルを扱うリテールが銀座に存在したが、クローズ後ディストリビューターが何度か替わるなどの時期を経て、2022年末から高級タイムピースの取り扱いで実績と定評のあるYOSHIDAが独占正規販売契約を締結。それまでは独創的な複雑機構や手作業による仕上げの素晴らしさは分かっていながら、なかなか認知度が上がらなかったが、着実に商品が動き始め、YOSHIDAの運営による世界初のグルーベル・フォルセイ正規ブティックオープンにこぎ着けた。今後、シンガポールやアメリカでの展開も予定されている。
1階スペースには、グルーベル・フォルセイの八つの発明を紹介するムービーや、3本の希少なモデルを展示。生産数がごく限られている同メゾンのモデルが、常時用意されているのは極めてレアだ。地下には、充実のワインセラーを備えた和モダンなバーに加え、座敷スペースも設けられ、サプライズを選出。特別なVIPイベントなどに利用される。同店の来訪者の半分強はインバウンド。入店者の大半はブランドを熟知しているというから、今後に向け期待も大きいようだ。
銀座をザワつかせる二つの超絶メゾンのブティック
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