内装も、姉貴分にあたるSUVのXT5同様、質感が高い。いわゆるヨンクなので、機能が重要な一方、快適性でもぬかりはない。
長い距離を快適に疲労少なく走れることをめざして、高い静粛性、あたりのやさしい乗り心地、造りのいいシート、そして上質なオーディオシステムなどが備わる。
たとえば、8インチの大型タッチスクリーンで操作できるBOSEのサラウンドサウンド13スピーカーシステムは、音楽を旅の友とする人には、またとない装備のはず。
全車速追従機能つきのアダプティブクルーズコントロールをはじめ、歩行者対応ブレーキ、後方オートマチックブレーキ、レーンキープアシストなど、安全装備の充実ぶりも枚挙にいとまがないほどだ。
XT4(なかでも「プラチナム」と「スポーツ」という上位2グレード)は、多くの装備が標準だ。買いやすいと思って、カタログを調べると、予想をはるかに超える金額を支払う必要があることが分かってがくぜんとするが、キャデラックXT4では、そんな心配も不要だ。
いまのキャデラックは、豊かな人のものというより、豊かな生活を求める人のためのクルマなのだ。
●GMジャパン・カスタマーセンター
TEL 0120-711-276
※『Nile’s NILE』2021年1月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています