日本初となるソーシャルeコマースサービスをローンチするS2b2Cプラットフォーマーであるラブストックジャパン。「S2b2C」モデルは、現在、アジア、特に中国で急成長を遂げているEコマースの最終形といわれるビジネスモデルだ。「S2b2C」のSはメーカーやサプライヤー、bはビジネス、Cはコンシューマーやカスタマーなど一般消費者を意味し、同モデルは、ソーシャルバイヤーが売り手の中心となって、SNSなどで繋がっているフォロアー(C)に商品を販売するスタイルとなっている。
このEC市場は、中国で20兆円超(2021年度)とみられており、ラブストックジャパンは、S2b2Cモデルで急成長しているラブストックチャイナを最高戦略事業パートナーとして、グローバル版の第1号となる日本バージョンを日本人スタッフとともに共同開発している。
そのラブストックジャパンが、5月26日に中国越境EC進出を目指す日本企業に向けてオンラインの企業見学会ツアーを開催。中国国内で「遊学」といわれる企業見学ツアーは、ソーシャルバイヤー1人1人が商品に対し、その目で確かめ、直接話を聞くことにより、企業の魅力、ブランドの魅力を体感し、自らプロモーションの素材を収集発信するというもので、中国側のソーシャルバイヤーが持つ影響力と発信力を生かした取り組みとなっている。
今まで中国国内での「遊学」は20回以上行われてきたが、日本企業が中国に向けての画面越しでのオンライン見学ツアーは今回が初めて。初めてのオンラインツアーにして予想以上の反響があり、イベント当日だけで参加2社の売上が100万円を超えたそう。
今回のオンラインツアーでは、リアルのような実感が湧かない、インターアクションがスムーズにできないなどの問題があると想定し、当日はラブストックチャイナ本社会場と日本側が同タイミングで進行できるように工夫して開催。例えば、商品レシピの同時実演・メイクアップ商品の同時体験・画面を通じてのカウンセリングなど、さまざまな取り組みを実施しているのだ。
中国市場への参入は、アプローチが難しくてハードルが高いというイメージがあるが、ラブストックジャパンの越境ECビジネスにおいては、商品提案から契約、納品、決済まですべて日本国内で完結、日本のメーカーが現地のECプラットフォームにおける出店、運営手続きも一切不要。コストもリスクも最小限に抑え、中国市場への参入を検討中の企業にとって最適なパートナーとなるだろう。
※『Nile’s NILE』に掲載した記事をWEB用に編集し再掲載しています