進取の優越 RANGE ROVER

新型レンジローバー・ヴェラールが日本上陸。4種のエンジンをそろえた豊富なラインアップの中にあって、3リッターV6スーパーチャージドユニットを積むトップグレードでありフルオプションの特別仕様、しかも2018年モデル限定での展開となる“FIRST EDITION”を試乗した。

Photo Eri Takahashi Text Eri Takahashi

新型レンジローバー・ヴェラールが日本上陸。4種のエンジンをそろえた豊富なラインアップの中にあって、3リッターV6スーパーチャージドユニットを積むトップグレードでありフルオプションの特別仕様、しかも2018年モデル限定での展開となる“FIRST EDITION”を試乗した。

そのたたずまいは極めて上品に、静けさに満ちている。けれどもひとたび走り出せば、隅々まで覚醒したヴェラールの、さらにファーストエディションの実力とドライブフィールは一線を画す。高速道路でひと息にアクセスした後、時として日本の高原エリアは微細な地形の中、勾配のあるRの小さなワインディングロードも多い。アスファルトに浮く砂や落ち葉のコーナーを制御し、どこまでも走れば、やがてオフロードや雪道にもなろう。そんな四季の天候や路面も、安心して楽しませてくれるクルマだ。

ボディ正面
リアに向かいエレガントに絞り込まれたボディーライン。美しく格納されたフラッシュドアハンドルもシンプルなエクステリアに貢献。大径22インチホイールが存在感を引き立てる。

このファーストエディションは、通常ではオプション設定となる最新技術の数々を標準装備する。例えばテレインレスポンス2オート。路面状況に合わせエンジンやサスペンションなどを最適にする。例えばオールテレインプログレス・コントロールシステム(ATPC)。滑りやすい路面や下り坂でもステアリング操作のみで一定速度の低速走行を可能にする。トラクションを最大限に引き出すアクティブ・リア・ロッキング・ディファレンシャル、フロントガラス上に速度やナビゲーションなど主要データを投影するヘッドアップディスプレイ(通称HUD)や、マトリックスレーザーLEDヘッドランプといった数々の装備がドライバーを最高次元でサポートする。

走り、走らせるための究極の備えを持って、いかなる時にも美しく存在しながら走り続ける。そんな優越に浸りたい。

ボディサイド
レンジローバーの血統が息づくシグネチャーライト付きマトリックスレーザーLEDヘッドランプを標準装備。日本の道路にも快適なミッドサイズ・ラグジュアリーSUVだ。

RANGE ROVER VELAR FIRST EDITION
ボディー:全長4803×全幅2145×全高1665㎜
エンジン:3.0ℓ V型6気筒スーパーチャージド
最高出力:280kW(380ps)/ 6500rpm
最大トルク:450Nm(45.9kgf・m)/ 3500rpm
駆動方式:AWD
トランスミッション:8速AT 価格:15,260,000円

●ランドローバーコール TEL0120-18-5568

※『Nile’s NILE』2017年10月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています

ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。